死刑廃止論弁護士に告ぐ | 如何なる日の本に

死刑廃止論弁護士に告ぐ

たかじんのそこまでいって委員会に菊田という弁護士が出ていた。

彼の思想、論理、価値観。そのすべてに嫌悪感を抱いた。


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「死刑は国家権力による殺人」


(池田小の事件の宅間守のような者でも死刑にすべきではないのか?という問いに対して)

「私はどんな兇悪な犯罪者でも死刑はやめなさい、と。死刑は絶対悪!」


菊田「今、国家が法によって人を殺すのは戦争と死刑しかない。あなたがた戦争を肯定しますか?」

ざこば「裁いてるんや。殺してへんやないか。裁きやないか!」


(著書の中で)

「私は加害者の親の方が苦しむと思いますね。殺人による被害者は交通事故のようなものだ。それに対して死刑は予告殺人なんですね。それを親が見ていなくてはならない。従って、被害者の親の苦しみの方が大きい。」


「被害者の感情っていうけど、それは幅が広い」


菊田「少年法の理念は、少なくとも少年というのは今の平均年齢からいっても、あと、六十年七十年八十年生きるわけですよ。その人間の少年時代の一コマの事件をね・・・」

???「殺人が一コマか!!」

橋下「犯人側に立つからそう云えるんだ。遺族の前で云ってみて下さい。遺族の前で。その無責任な発言をやめろっていうんだ!何を考えているんだ、ホント。」

菊田「あなたのその乱暴な言い方に対してね、私はね・・・」

ざこば「いや、乱暴になるて」

菊田「人生百年の一コマって云っているんですよ」

橋下「遺族にとって一コマなのか!この感覚が支持されないわけ、弁護士会っつーのは。」



等など。

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また、「(死刑は)世界の国の過半数が廃止している。日本は少数の死刑尊重国」

と発言し、三宅久之さんから

「日本国憲法のような憲法を持っているのは世界で日本くらいだ」と言われると

「いいじゃないですか」と言う。

グローバルスタンダードを持って来て憲法問題を持ち出すと反グロスタになる。

全く理解できない精神構造である。


ただし、自身の妻や子などを強姦されたのち虐殺などされてもなおその犯人を弁護したとすれば私はその弁護士を心から尊敬する。

本物の求道者だと思う。


死刑廃止論者がみな菊田のような手合だとは言わないが、

この手の死刑廃止論弁護士が世間から共感を得ることは皆無である。

被害者の遺族の気持ちを踏みにじり、殺人鬼を庇うその姿は、

人によっては冷酷卑劣な人間の血が通っていない生き物に見えるだろう。

少なくとも私にはそう見えた。

それにしても、善人を苦しめ、悪人を守るなんて、それって悪魔と同じじゃないか。

なるほど、死刑廃止論弁護士とは悪魔であったのか。


私は死刑廃止論者、ことにそういう弁護士にはますます頑張って活動していただきたいと思う。

悪魔が蔓延れば蔓延るほど、世間の悪魔に対する嫌悪は増大する。

つまり、そういう手合が蔓延れば蔓延るほど、死刑賛成派が増えることになろう。

彼ら弁護士の活躍は死刑賛成派を利することになるのである。


ついでにいうと死刑廃止論弁護士のほとんどは左翼弁護士である。

彼らの意識の根底には「国家は悪である」という命題が存在している。

したがって、彼らの活動は世間の左翼に対する感情も悪化させるだろう。

左翼はみな殺人者を庇い、犯罪被害者の心を蹂躙し、司法を政治闘争の場にするものだ、と。

私はマトモな左翼に同情する。


死刑廃止論弁護士に告ぐ。

これからもその世間からも人間の感情からもまったく乖離した論理と思想と価値観を以って、死刑賛成派と右派を利する活動をすべし。

せいぜい頑張って下さい。