こんにちは、金本です。
うつ病が回復しない原因、「自分の性格」と考える患者が7割超
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27634.html
こんなニュースが出ました。
うつ病が回復しない原因が何だと思うか尋ねたところ(複数回答)、
「自分の考え方や性格のため」が72.6%で最も多かった。
次いで、「抱えている問題や悩みが深刻なため」が54.2%と、
心理的な要因を挙げる人が上位を占めた。
との結果が出ました。
私はうつ病の患者さんを診てきて「患者さんの考え方や性格」が
うつ病を発症させたと思い込んでいる方が多いと思う。
しかし、うつ病の状態では
頭痛、片頭痛、肩こり、吐き気、しびれ、めまい、冷や汗が出る、
体の一部が震える、緊張するところではないのに脈が速くなる、生理不順
血圧が激しく上下する、立ち眩みする、耳鳴りがする、微熱、過呼吸、
など身体的症状が出ますので
どれだけプラス思考の方でも、マイナスに引っ張られますので
あなたの考え方や性格が悪いのもあるかもしれませんが
うつ病の状態なので益々考え方や性格が悪くなるとも考えられます。
なぜなら、うつ病の方は真面目、几帳面、頑張り屋さんの方が多く
元々ある考え方や、性格は悪くない方が多く見られるからです。
この様な事を例え話で言うと、
金本:「辛い事を口で表現するのは難しいですけど、風邪をひいて
半年間治らないとどう思いますか?」
Aさん:「風邪をひいたら3日でも不安になったり心細くなりますよぉ」
金本:「うつ病の方はその不安になったり心細くなる事が毎日
続いているのですよ」
Aさん:「先生!うつ病ってそんなに辛いのですか?」
金本:「風邪も軽いのから重いのがありますよね、重いうつ病の方は
40度の熱を出して毎日生活しているような感じににています」
Aさん:「無言、、、」
金本:「どれだけ精神力がある方でも風邪が半年続くと精神的にまいって
しまうでしょ」
Aさん:「そう思います」
金本:「そんな辛い症状が半年どころか10年以上も続く人もいるの
ですよ」
Aさん:「目の前が真っ暗になります」
金本:「辛いと思うでしょ。ですので私はうつ病の方や自律神経失調症
の方を応援しているのです」
Aさん:「先生!スゴイ」
金本:「Aさんの知り合いにもうつ病や自律神経失調症で悩んでいる方が
いれば当院を紹介してあげて下さいね
なにより健康が一番大事ですので」
こんな感じです。
うつ状態では身体的、精神的にしんどい状態ですので
どうしてもマイナス思考になりがちです。
うつ病を克服する際に大事な考え方ですが
あまり自分を責めないで下さいね
それと、自分は自分、他人は他人です。
他人とは比較しないでくださいね。
ご自身のペースでうつ病を克服しましょう!