■VITAL MATERIAL 企業倫理の喪失
2015年12月9日 追記
コスメブランド「VITAL MATERIAL」 は 2014年8月にthe GazettE(ロックバンド)RUKI氏のプロデュースにより創始し、世界中のファンのみならず多くの人々の称賛を受けると同時に多くのメディア・SNSで取り上げられ評価されてきました。
しかしながら2015年4月、株式会社KINGSROAD(旧社名:KINGSROAD Co.,Ltd. 法人番号 2010901033715)小林陽輔氏の背信行為により商標法を逆手に商標的には合法とされる方法で詐取されております。。(ただし、商標権の入手について正当であるかどうかは審議されておりません。下線部2018年加筆
したがいまして2015年4月4日以降の製品につきましては世界が認めたRUKI氏のプロデュースによる作品ではありません。
そして、KINGS ROAD社に奪われたVITAL MATERIAL は、the GazettE を信望する世界中のファンの痛みと悲しみの象徴となっています。
VITAL MATERIAL was created and launched by RUKI (@RUKItheGazettE) in August 2014. As the sophisticated creativity conquered the praise and hope not only of the fans but also of many people in the world. At the same time, it was featured in many media and SNS around the world.
In April 2015, however, it was defrauded by the perfidy of Yosuke Kobayashi (KINGS ROAD Ltd., ex- KINGSROAD Co. Ltd.) that used in underhanded way the trademark rights.
Accordingly, the products of VITAL MATERIAL, with regard to since April 4, 2015, are never produced by Mr. RUKI who was recognized in the world.
It is a fact that VITAL MATERIAL, which has deprived in KINGS ROAD, Ltd., has become “the symbol of the pain and grief “ to the world of fans who persevere to the GazettE
▼PSカンパニーからの発表
【「VITAL MATERIAL」に関するお詫びとお知らせ】 pic.twitter.com/dd4NG4u5q0
— PS COMPANY (@psc_official) 2015, 4月 6
この度、RUKIがプロデュースするオーガニックコスメブランド「VITAL MATERIAL」について、本日付けでKINGS ROAD Co.,Ltd.との契約を解除いたしました。
RUKIがプロデュースするオーガニックコスメブランドとして立ち上げた「VITAL MATERIAL」は、RUKI本人がテクスチャー、匂い、パッケージデザイン、コンセプトに至るまでこだわった大切なブランドでありますが、4月4日にはKINGS ROAD Co.,Ltd.からRUKIが全くプロデュースに関与していない製品が「VITAL MATERIAL」の新商品として勝手に発表されるに至りました。今回の事態を受けて弊社といたしましては、非常に残念かつ遺憾ではございますが、これ以上KINGS ROAD Co.,Ltd.との契約関係を継続することは不可能と判断した次第です。
したがいまして、4月4日に発表された新商品を含め、今後「VITAL MATERIAL」として販売される商品につきましては、当社及びRUKIとは一切関係ございませんのでご留意下さい。
ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
2015年4月6日
有限会社 ピーエスカンパニー
■KINGS ROAD社と企業倫理
2017/5/30追記
VITAL MATERIAL 契約解除に関する一連のこの記事の冒頭で私はこう書いた。「契約解除に至った話は創味シャンタンDXの創味食品とウェイパーの廣記商行の話によく似ている。」
しかし「似ているようでどこかが違う」と心の奥底に釈然としないものを抱えてきた。それは一体なんなのであろうか。確かにKINGS ROAD社がVITAL MATERIALの商標権を持っている。しかし裏を返せばその正当性を示すのは商標権だけなのではないだろうかと・・・。
判然としないまま月日が過ぎた。そしてPCデポの高額解除料問題あたりだろうか、この話は「社会的に不適切」にあてはまる事例といえるのではないだろうかと思い始めた。
その後もDeNAなど諸処の企業倫理を問われ、そのそれぞれが修正されていく様をみてきた。VITAL MATERIAL も修正されるべき案件だという強い確信をもつに至っている。
多くのファンは店頭に並ぶその商品を見る度に憂鬱な思いを重ねている。しかしアーティストとファンを利用し唾棄するがごとく切り捨てたKINGSROAD社は、弁明も謝罪もないまま、その倫理観を問われることなくのうのうと営業活動を続けている。そのことに義憤と疑念を抱かざるをえない。
現在発売されているVITAL MATERIAL は下記の製品が混在しています。
1)RUKIプロデュースの製品
2)1を改変した製品
3)2015年4月の契約解除後に制作されRUKIが携わっていない製品
VITAL MATERIALで人気のあるアイテムとして定番になっている商品は、ほぼRUKIプロデュースによるものです。
▼RUKI氏プロデュースのVITAL MATERIAL 製品について
(参照)RUKIプロデュースの製品
2014年8月の設立当初に開催された展示会で配布されたパンフレット(過去記事より)
RUKI氏によるVITAL MATERIAL のプロダクツについてはリリース当時に取材を受けた音楽専門チャンネルMTVのプログラム「MTV 81」の記事および動画で確認できます。
(Facebookのリンクからジャンプできます。)
■RUKI氏による新ブランドについて
2018/10/3追記
なお、RUKI氏は2017年2月より新たなるブランド「NIL DUE / NIL UN TOKYO」を設立し、音楽とデザインの融合をコンセプトする活動を展開し続けています。
VITAL MATERIAL 設立当初の製品に興味をもった方はぜひチェックすることをおすすめします!
NIL DUE / NIL UN TOKYO 18FW COLLECTION 【ACT4_“DUE VOCI”】OFFICIAL TRAILER pic.twitter.com/ZQOAvk4fCf
— NIL DUE/NIL UN TOKYO (@NDNU_TOKYO) 2018年10月3日
以下本文
#1. VITAL MATERIAL のはじまりから契約解除までのあらまし
Pro. VITAL MATERIAL と中華ペースト
#1. VITAL MATERIAL のはじまりから契約解除までのあらまし←本章
#2. Who is the Produce of VITAL MATERIAL !?
#3. 不当表示と告知義務違反
#4. VITAL MATERIAL の行く先にあるもの
#5. 消費者団体訴訟制度と情報提供
#6.(未定)
○VITAL MATERIAL 創設のきっかけ
VITAL MATERIAL というブランドは「グッズを扱っている関係者(=KINGS ROAD Co.,Ltd.代表小林陽輔)」から“一緒に何かやりませんか?”と持ちかけられたのが始まり」とRUKIがインタビューで答えている。(資料1-1)
RUKIの所属するバンドthe GazettE のグッズはRUKIのプロデュースによるもので、以前よりデザイン性の高さからファン以外にも注目されている。その人気の程は昨年はこれまでのグッズをまとめたムック本が出版されたり、苦々しいことにネットオークションでも高値で取引されたりするほどなのである。 そうした背景もありPSカンパニー所属バンド関係のグッズを取り扱っていた小林はRUKIにコスメを手がけるように持ちかけ、VITAL MATERIAL が始まったのである。
◯契約解除とその理由
2014年8月にオーガニックコスメのブランドとしてスタートし、メディアにも多く取り上げられ、順調に滑りだしたかのように見えた。しかし2015年4月6日にPSカンパニーからVITAL MATERIALの販売を管理していた小林が代表を務めるKINGS ROAD Co., Ltd.との契約解除する旨が発表された。(資料1-4)
契約解除の理由はVITAL MATERIAL のプロデューサーであるPSカンパニーの許諾をえていない商品が4/4に突如としてオフィシャルサイトに発売されたと発表されている。PSカンパニーのツイッターによるとPSカンパニーはオフィシャルサイトの新商品のことを偶然知ったという。ファンに対して新商品がRUKIによるものでないことをSNSで即時発信。同時にFC会員にはメールで注意をよびかけている。※(資料1-2、1-3)
◯契約解除の予兆
実のところ、この契約解除の話には予兆があった。3月半ばにファンからRUKIのツイッターへの「◯◯でVMを購入しました」という報告でPSカンパニーが知らされていないルートで製品が販売されていることが発覚している。RUKIはこれらのルートでの販売が商品はホンモノでも非正規ルート販売であることをツイッター上で言及している。つまり小林がPSカンパニーに隠れて販売し、その利益を申告することなく自らの懐に入れていたのである。このころから PSC社はK社に徐々に不信を募らせていたと推察できる。※下線部加筆
当方ではPSカンパニーの不知である販売が2014年秋から始まり2015年明けから徐々に増え今では相当数になっていることを把握している。いずれの販売が非正規ルートであるかは両社の契約内容は不明なので 確かなことはわからない。しかしK社がVM公式外でVM商品を販売していたサイト「SCREAMER29」(https://screamer29.tokyo.jp/)が契約解除の直後にキャッシュごと消され、またSCREAMER29のモデルとして起用していたUsukeDvil氏のアメブロが4/6の更新を最後に全記事が削除されているところをみると、かなり意図的な契約違反をしていたのを伺えるのである。(資料1-5)(注:UsukeDvil氏は単にモデルとして起用されただけで本件とは無関係であることを断っておく)
◯なりきりインタビュー
K社による許諾を得ないルートでの販売、不知の新製品の発売、さらに追い打ちをかけたのはセレクトショップのインタビューである。驚くべきことにそのインタビューでK社代表の小林陽輔は「VITAL MATERIAL Total Director 」を名乗り、VITAL MATERIAL をプロデュースしたのは自分だと語り、RUKIの名前は一切出していないのである。
■SHIPS mag Vol.16
インタビュー 2015/04/05 20:09
自然から生まれた植物を五感で感じるハンドケア•フレグランス
VITAL MATERIALで香り立つような毎日を
http://megalodon.jp/2015-0405-2046-50/www.shipsmag.jp/article/36
※インタビューに記載されている小林陽輔の経歴についてはソースが不明すぎるのだがここでは本題じゃないのでとりあえず不問にしておく。
▼海外ファンによるニセインタビューへの注意喚起
Ruki and VITAL MATERIAL. Messed up! Link to interview: http://t.co/hpxY3m6O3F
— Merp (・ิω・ิ ) (@Misheru_FAD) April 4, 2015
Please spread this! #theGazettE #Ruki pic.twitter.com/fvjL0COpyR
【重要】
— the GazettE_台灣_翻譯推特 (@theGazettE_TW_) April 4, 2015
關於VITAL MATERIAL新商品
雖然不是偽裝商品,
但並不是RUKIさん所設計的!
與RUKIさん完全沒關係!
[譯:昨晚的更新就先刪掉嘍!] http://t.co/1tTyQqkE0f
契約違反ともとれるK社の身勝手な行動が重なり、PSCはK社との契約関係の継続が不可能との判断を下し、契約解除にいたったのである。
以上がVITAL MATERIAL に関わるPSカンパニーとKINGS ROAD Co., Ltd.の契約解除にいたる大まかな経緯である。
(資料1-1)VITAL MATERIAL に関するRUKIのインタビュー
※PSモバイルとKERAのインタビューは同一内容
◯PSモバイル
RUKI インタビュー「VITAL MATERIALに込めた思いを語る」(携帯サイト)
◯KERA VITAL MATERIAL☆KERA11月号.
KERA 2014年 11月号/ジャック・メディア
¥510
Amazon.co.jp
(資料1-2)契約解除に関するPSカンパニーからの発表
「VITAL MATERIAL」に関する重要なお知らせ pic.twitter.com/F0OE9nIggb
— PS COMPANY (@psc_official) 2015年4月5日
■ PS COMPANY (@psc_official) 4月5日
「VITAL MATERIAL」に関する重要なお知らせ
(追記)RUKIのツイッターからのアナウンスメント
2015.03.15
勝手に人の名前やらブランドを借りて我が物顔で商売する奴ってこの世には腐る程いるけど、いざ自分に起こるとここまで腹立つものなんだなぁ。
地獄に落ちますよ。いつか。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
ちなみに、BMもVITAL MATERIALも俺が発信やらリツイートしてないところで起こってる事は全て正規の行いじゃないのでご注意を。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
ああ腹立つ
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
このようにね。 pic.twitter.com/Zvu2yypyJg
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
物はもちろんどれも正規だよ。だから心配せず購入してもらって大丈夫。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
まぁ、元こっちサイドの人間なので、偽物を作ってるというよりは権利を無視してるんですねー
もっとタチ悪いよねー
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
自分や周りのスタッフが頑張った一つ一つのアイテムがこんな事になるのは悲しいし怒りを覚える。VITAL MATERIALに関わる権利を無視し、商品を知らない場所に卸し利益を得てる人間がいます。その事実を知らない僕らのファンにこれ以上商品を買わせるわけにはいきません。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
商品には罪は無いし、頑張って作ったものだから愛してやってね。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
というわけで拡散しといてくれると嬉しい。知らない人もいるからさ。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
補足。今色んな店舗で売ってるVITAL MATERIALの商品は間違いなく本物です。転売されてるわけでもありません。要は権利を乗っ取って勝手に売って儲けてる人間がいるという事。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
なんかSNS使って告発してるみたいで嫌だけど、買いましたとか教えてくれるファンやそうじゃない人を見てると放置できない性格なもので。ネガティヴな話題で申し訳ない。ただ曲は降りてきたからそこは良かった。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 3月 15
2015年4月4日
拡散お願いします。RT @theGazettESTAFF: 「VITAL MATERIAL」に関する重要なお知らせ pic.twitter.com/hSHXinxaMS
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 4
VITAL MATERIALの新商品がホームページに上がっていたのでさっき気付いたんだよね。俺も。
新商品自体はVITAL MATERIALで偽物ではないんだけどオレが作った物じゃ無いのは間違いありません。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 4
今は大人の事情で多くは語れないんだけど…悔しい思いや悲しい思いも沢山しました。
現状、不本意ながらVMは僕の手から離れている状況です。
でも次の事でもうすぐいいお知らせもできます。本当に心配させてごめんね。
どうかまっててね。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 4
ほう…とんでもなく頭にくるインタビューを見てもうたわ。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 4
バンドでいつもお世話になってるデザイナーさん、カメラマンさん、イラストレータさん、展示会ではいつも撮影などでセット作ってくれる方や他にも色々な人が手伝ってくれたのにこんな形になってしまった今は申し訳ない気持ちで一杯だ。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 4
VITAL MATERIALに関して、事情はどうあれ本当にみんなに心配かけてごめんね。ただ、VITAL~でやれずじまいのまま終わった新たに自分がやりたかった事も沢山あるのでまた違う形で報告できたらなと思います。
— RUKI✡THEGAZETTE (@RUKItheGazettE) 2015, 4月 6
(資料1-3)契約解除に関するPSカンパニーからの発表
VITAL MATERIALの新商品の発表をサイトで知ったので、私共も驚きファンの皆様にこの状況を急遽お知らせさせて頂きました。
— PS COMPANY (@psc_official) 2015年4月5日
ファンの皆様にご心配をおかけしておりますが、きちんとしたご報告をさせて頂きますので、それまでしばらくお待ち頂けますでしょうか。よろしくお願い致します。
■PS COMPANY @psc_official 4月5日
VITAL MATERIALの新商品の発表をサイトで知ったので、私共も驚きファンの皆様にこの状況を急遽お知らせさせて頂きました。
ファンの皆様にご心配をおかけしておりますが、きちんとしたご報告をさせて頂きますので、それまでしばらくお待ち頂けますでしょうか。よろしくお願い致します。
(資料1-4)契約解除に関するPSカンパニーからの発表
【「VITAL MATERIAL」に関するお詫びとお知らせ】 pic.twitter.com/dd4NG4u5q0
— PS COMPANY (@psc_official) 2015年4月6日
■PS COMPANY @psc_official · 4月6日
【「VITAL MATERIAL」に関するお詫びとお知らせ】
(資料1-5)小林陽輔とSCREAMER29の痕跡
2015.04.07時点の検索画面
(キャッシュごとサイトが削除されたため現在は表示されない)
次章に続く
(ルーティンワークとPC不調のため更新が滞ることもあります)
grazie