うつを始め、あらゆる「精神疾患」の「患者数」は、数字だけを見れば年々増加しているように見えます。

しかし、これはかなり穿った見方なのかもしれませんが、この増加には裏があるように思えてならないのです。

例えば、「うつ病」一つを取っても、1999年の患者数は44万人だったのが、3年後の2002年には71万人まで急増しています。

今や100万人を超えたと言われる「うつ病」ですが、実はこの71万人から100万人を超えるまでの増え方は、意外とゆるやかで、少なくとも5、6年かかっています。

1999年から2002年までの増加数と、それからの6年間のそれとはほぼ一緒なのです。

なぜ、21世紀前後の3年間だけ急増したのか?

それは、一言で言えば、「病気にする必要のないものまで病気と言う事にしてしまった」です。

それまで病気として認識されていなかった、いわゆる「新型うつ」などが、「うつ病」として認められる(?)ようになったのはちょうどこの頃です。

「新型うつ」のような状態の人は昔からいた。ただ、それは病的であっても、病気ではなかった。

それを病気として認めてしまっては、一気に数字が膨れ上がるのも無理はないでしょう。

恐らく確かに人数は若干増えているものの、本質的な「患者数」は、実はそれほど増えてないのではないでしょうか。

そもそも「うつ」自体「哀しみ」と言う感情が肥大化したものであり、それを病気とする事自体が間違い。

それを人々(これは精神医学界や「患者」のみならず、全ての人々を含みます)が「病気だ、病気だ」と大騒ぎするから、おかしくなってしまうのです。

まさに「病は気から」。
感情を「病気」として捉える事をやめる事から始めないとね。






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