鷲巣力「公共空間としてのコンビニ」 | 社会人研究者の奮闘記

鷲巣力「公共空間としてのコンビニ」

 情報学環教育部(旧新聞研究所)の大先輩が昨年10月に新刊書を出して、新聞の書評欄などに掲載されている。私が出版社時代にお世話になった方で、情報学環に入学したのも先輩の影響がなかったとはいえない。


 「公共空間としてのコンビニ」(朝日新聞出版)は、年間売上高で約7兆5,000億円の産業に成長したコンビニという業態の社会的な意味を考察している。10年ほど前にも「コロンブスの卵たち」(毎日新聞社)でイトーヨーカ堂グループの研究をしており、筆者は一貫して流通の在り方とその社会的な位置づけを探究しているようだ。


 「宅配便130年戦争」(新潮新書)、「自動販売機の文化史」(集英社新書)などの著作もある。新年会に追われ、学業の課題も終わっていない状況なので、少し余裕ができたら読んでみたい。

公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書)/鷲巣 力
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