「ごめん、愛してる」が始まった。

 

2004年に韓国ドラマとして誕生してから、

13年が経っている。

 

 

ムヒョクとウンチェの悲しい愛。

それを日本人がどう表現するのか楽しみだった。

 

 

ムヒョク役として岡崎律を演じる 長瀬智也。

 

彼は上手いね。

ムヒョクを演じた、ソ・ジソブがあまりにも強烈だったので

それ以上を望むのは無理と思いきや、

それ以上の演技を見せてくれた。

 

肩の力も抜け、

自然に演技をする長瀬智也をみていたら、

・・・お願い、TOKIOに存在しているのは嘘だと言って・・

そんな気持ちになっていた。

彼の演技は、90年代のドラマ「ふぞろいの林檎たち」に出演したのを

観たのが最初だが、その時から演技者として光っていた。

(演技ってやっぱり天性のものなんだろうと、つくづく思う)

 

 

今回、イ・スヒョクが特別出演しているが、

長瀬の男の魅力に この美男子も撃沈していた。

・・こんなに美しいけれど、やっぱりそれだけじゃないんだな・・って。

(何が?)

自然美が人工美に勝利したような・・・(以下自粛)

 

 

そして、

韓国版の「ごめん、愛してる」のなかで、

とりわけ異彩を放つ 甘すぎるサイコのような役柄あった。

 

ユン役のチョン・ギョンホ。

 

 

彼の異常なまでのマザコンぶりと、

ウンチェへのサイコぶりに、

実は私、かなりはまった。

 

その役を今回 この人が演じる。

 

坂口健太郎。

新進気鋭のピアニスト役ということで、

ものすごく上手なピアノの腕前を披露していたのには

驚いた。

 

このひともサイコパスっぽい演技は向いている。

黙っているときと、笑った顔にギャップがありすぎるのも

面白い俳優だ。(笑わないで~と思うのは私だけ?)

 

そして、

ウンチェ役として吉岡里帆が三田凛華を演じる。

が、これは・・・ 

私はミスキャストだと思う。

このひとにこのドラマの主人公になる 風情や雰囲気は

感じられない。

が、これからどう変化するのか楽しみでもある。

 

このかなり重いストーリーが日本のお茶の間(古いっす)で

ましてや月曜日を控えた日曜の夜に、

どう受け入れられるのか、

蓋を開けてのお楽しみかもしれない。

 

最後に、

母親役の大竹しのぶ。

 

 

このひとって大女優としての印象を持つが、

歳を重ねるごとに、

それは間違ってたなぁ~と思わせる

不思議な女優。

 

今回、彼女が がなったり、意地悪するシーンは

はっきりいって興ざめする。

 

韓国ロケを織り交ぜて、

今更「ごめん、愛してる」のリメイクをするとは

なんだか不思議。

 

懐かしい、ロッテホテルや韓国の町並みを

予算バッチリの日本のドラマが撮ると

こんな風に映るのか・・と感慨深かった。

 

余談であるが、

イ・スヒョクをチャン・グンソクあたりが演じたら、

面白かったかもしれないな。

 

いや、それはなくて正解だったかもしれない。

(どして?)