CHRYSLER ASPEN
最近、本業クライスラーネタが少なかったので、反省しつつひとつ・・・。
今年1月にデトロイトショーでデビューした『クライスラー アスペン 』。
クライスラー初のフルサイズSUVとして注目されました。
このアスペン ですが、今週やっと生産ラインにのりました。
フルサイズSUVのカテゴリーには各メーカーが強大なライバル達を送り出しています。
あえてソコに新規参入するわけです。
キャディラックのエスカレード、リンカーンのナビゲーター、GMCのユーコンデナリ等トラックシャシからの派生モデルが
このカテゴリーを華やかなものにしてきました。
クライスラーグループにはフルサイズトラック『ダッジ ラム 』がありますが、ソコからはSUVは作りませんでした。
この『アスペン 』は『ダッジ デュランゴ 』とプラットホームを共用しています。
それなのでフルサイズSUVと呼ばれるには少々、小ぶりです。
全長5101mm、全幅1930mm、全高1887mm。
寸法を見ればミッドサイズではないでしょうかねぇ~。
フルサイズ・・・ではないような・・・。
まぁ日本車から見れば大きいですケド・・・。
クライスラーはこの車を『SUVの300版』にしたいそうです。
300とは勿論、『クライスラー300C 』を筆頭にした大型セダンです。
1998年のデトロイトショーでデビューした『クロノス・コンセプト』のデザインを継承しています。
グリルが300C風で、ボンネットフードがクロスファイアー風でしょうかねぇ。
エンジンは5.7リットル Ⅴ8HEMI と4.7リットル V8が用意されHEMIには省燃費に効果があると言われる、可変シリンダーシステムMDS(ある条件が揃うと8気筒のうち4気筒を休止させるシステム)も装備されています。
5.7 V8HEMIは最高出力335ps/5200rpm、最大トルク502N・m/4200rpm。
4.7 V 8は最高出力235ps/4600rpm、最大トルク393N・m/3600rpm。
四輪駆動は勿論、後輪駆動も用意されます。
シートアレンジは前から2人、3人、2人の7人乗りがスタンダードで用意されオプションで前から2人、3人、3人の8人乗り、前から2人、2人、3人の7人乗りも用意されます。
コマンダーよりボディーサイズが大きい事からサードシートは多少、余裕があるのではないかと予想されます。
電動リアゲートも装備されていますので、荷物の出し入れも容易かと思われます。
背の小さな方では跳ね上げ式のリアゲートになると閉めるとき大変ですからねぇ。
標準仕様で20インチのクロームホイールが装着されます。
おそらくクライスラーがお得意のクロームクラッドホイールと呼ばれる、アルミホイールの上にクロームメッキされたプレートを貼り付けるものではないでしょうか・・・?たぶん・・・。
先頃、行なわれたニューヨークショーでは既にこんなものも・・・。
『300C 』などで定番化しつつあるカスタムグリル。
発売前からこんなものまで出してくるとは・・・。
グリルは変えたほうが個人的には好きですね。
さてラインに乗ったことを考えると発売は9月の末ごろでしょうか?
残念ながら日本への導入はないそうです。
ヨーロッパにも輸出しないようなので・・・・。
日本で乗るには、並行輸入車を買うしか方法がなさそうです。
「コレ、ホッシィィィ!!」という方がいたらご一報下さいませ。