秀山祭 9月歌舞伎座 昼の部 | うさ吉のきままダイアリー

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お芝居を観たり、おいしいものを食べたり、旅行したり、、、の感想を書き留めておく日記。そんなところ。

1階16列。


車引 松緑の梅王丸、染五郎の松王丸、亀治郎の桜丸、若い3人の清清しい一幕。松緑の梅王丸は力強く勢いがあって○。ちょっとセリフが聞き取りにくいころもあったが。1階から見るとすごい腰を落としているのがわかってびっくり。亀治郎はひとつひとつの動き・せりふが丁寧きっちりしてる。2人に比べるともう一歩的な染五郎、声が甲高くなっちゃうのよね。


引窓 吉右衛門の南与平衛、富十郎の濡髪長五郎、芝雀のお早、吉之丞のおかや、4人のアンサンブルがすばらしくって良い引窓でした。それぞれの思いが手に取るようにわかりじーんときました。よい芝居だっただけに、長五郎はうまく逃げきれたのか、与平衛は逃がしたことがばれてお咎めを受けなかったのかとっても心配。余韻が残ります。引窓は全9段のうち8段目とやら。最後はどうなるの??吉右衛門だけになにやら悲劇的なにおひがします。くんくん。


業平小町 雀右衛門と梅玉の典雅な舞。ジャッキーはここのところ舞踊ばかり、それはそれでよろしいのですがやっぱりお芝居が見たいなー。ジャッキー&キッチーで。

文屋 舞踊はよくわかりませんが、染五郎、腰が高いように見えました。


寺子屋 幸四郎・吉右衛門兄弟12年ぶりの共演、見ているこっちに妙な緊張感が(笑)。源蔵夫婦の切迫感やらなんとしても若君を守らねばという気迫、小太郎を殺した報いを受ける覚悟などが感じ取れ良い源蔵・戸浪でした。幸四郎の松王丸は最近の時代物の中ではよかったけど後半の泣き笑いはちょっとくどいかな。幸四郎・吉右衛門に見劣りしない段四郎の玄藩も良かったです。