ふたり 第1話 | 恋せよ乙女

あたしは夏。


結婚して6年目の、どこにいる主婦だ。


旦那は7歳年上のサラリーマン。


あたしたちは、知り合いの紹介で知り合い、


出会って半年で結婚をしたのだった。


数多くの恋愛をしてきた結果、


最終的に選んだ人は、小さい頃からの


夢を叶える条件を満たした人だった。


旦那は結婚を対称にしたら、申し分のない人だった。


仕事はまじめで、一度も仕事が嫌だとか思ったこともなく、


その上、とても健康だったので、病気ですら


会社を休んだことのない人だった。


もちろん、少々体調が悪くても、


休んだりはしない。


あたしは、働かない男と別れた直後だったので、


この要因は結婚の決め手として、かなり大きかった。


旦那の実家も昔ながらの土地持ちで裕福だった。


性格は優しさよりも、もっと奥深い思いやりのある人だった。


それは、あたしに対してだけではなく、


あたしの父や祖母にたいしても、そうだった。


なんだかな~、と思うところがあるとすれば、


考え方が保守的で、世間体を気にするところ、


そして、女の扱いに鈍感なところだった。


あたしは、この旦那のことを、


今までしてきた恋愛のように、すきですきで仕方がない、


そんな気持ちではなかったが、


まさに 「 安定 」という言葉がぴったりの、


いい人だと思っていた。




  今回はかなりシリアスな話になります。


             今までのように会話文は少なくなって、


             読みにくいかもしれません汗


             恋愛だけではなく、人生、というカテゴリーのほうが


             合うかもしれません。


             こういう人生もあるんなやーと、


             読んでもらえれば嬉しいです音譜