<東日本大震災>転校2.5万人超…福島から他県、増加 | 書けないボールペンほど魂を削るものは無い。

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<東日本大震災>転校2.5万人超…福島から他県、増加

毎日新聞 6月29日(金)20時16分配信

 東日本大震災で被災し別の学校に転校した小中高校生らが、今年5月1日時点で2万5516人に上ることが29日、文部科学省の調査で分かった。昨年9月1日時点の調査から235人減少したが、福島県から他の都道府県への転校は増加しており、同省は東京電力福島第1原発事故の影響が依然続いているとみている。

 転校の内訳は、幼稚園児4428人▽小学生1万3744人▽中学生4896人▽高校生2285人▽特別支援学校生152人など。転校した児童生徒らが最多だったのは福島県の1万8347人(72%)で、昨年9月から21人減。岩手県は21人増の1147人。宮城県は285人減の4313人。3県で全体の93%(2万3807人)となった。

 福島県では、県内での転校が6031人だったのに対し、他の都道府県に転校した児童生徒は1万2316人で、398人増えた。同省担当者は「雇用がなくなっていることに加え、放射線の影響が考えられる」と話している。【石丸整】

 ◇校長「学校だけでは限界」

 福島県南相馬市にある鹿島小の校庭には、2階建てプレハブ校舎が設けられ、近隣の小高(おだか)中、福浦小、真野小の3校が入居している。小高中と福浦小は福島第1原発から20キロ圏内にあり、真野小は津波の被害を受けた。

 小高中は生徒数が約380人から101人に減少。在校生は全員が仮設住宅や借り上げ住宅で暮らす。遠藤弘通校長は「自宅は荒れたままで地域全体が復興できていない。簡単には戻れない」。真野小は63人の児童のうち16人が転校した。仕事を失ったり、放射線の影響への不安が原因だという。松岡保夫校長は「子供が戻るには除染や仕事の確保が必要で、学校だけでは対応できない」と悩む。

 福浦小は児童が90人減り33人に。熊本県に転校した児童もいる。同小は今年4月、転校児童を対象に2学期(9月)から同小に戻る意向があるか電話で尋ねたところ、戻る予定と答えたのは4~5家族にとどまったという。【石丸整】


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000074-mai-soci
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