ダ・ヴィンチコード ツアー第二段ということで、National Gallery に行ってきましたキラキラ

入ってすぐ左手側の部屋にあるのが 「岩窟の聖母」。
小説にあったとおり、ルーブル美術館にあるものとは異なっていた。でも、やっぱりキリストが洗礼を受けるような構成にはなっていた。で、やっぱり周りでは「ダ・ヴィンチコード」という囁き声が。

それよりも驚いたのが、Holbein 「The Ambassadors」という絵。人名も、絵も見たことも聞いたこともないけど、High Light って書いてあるから、きっと有名な絵なんだろうなぁーと足をとめてみる。
見た感じ、普通の絵なのに、非常に人が集まってる。しかも課外学習なのか中学生っぽい子達が、解説よんでメモをとってた。メモをとったあと、なぜかみんな「真正面から絵を見た後に、右端に寄ってもう一度絵をみる」っていう不思議な行動をとっている。

なんでやろか???  と真似をしてみても、何もわからへん。

で、解説をよんでみることにしてみた。
もちろん英語なので、友達からもらった愛用の電子辞書で単語引きながらやけど、頑張って訳してみる (^^;

この絵の中央にある木片を、右端から見ると、遠近法の関係でドクロに見えます。また左手上部には、シルバーの十字架にはりつけされたキリストが少し見えます。

読んでみてびっくりした。
さっきは気づかへんかったで、そんなんあるって。

で、もう一度、正面→右側移動してみる。

あった。。。ドクロ。。。ドクロ

絵がカーブ(中央が膨らんでいる) してるのかと思いきや、そんなことはなく平面の絵。ほんでもって、反対側の左手方向からはそういう風には見えへん。すごい。

なんでも、絵に書かれてある人の死を予期させる絵になってるそう。

面白くなってきて、知らへん絵でも とりあえず ハイライトって書かれてある絵だけは解説を読んでみることにしてみた。

ハイライトの内容を分けてみるとこんな感じ。
 ①歴史やキリスト教的に有名な絵、意味のある絵
 ②画法的に特徴があったり、絵画史に影響を与えた絵
 ③イギリスにとって価値のある絵 (だと思う)

①はまぁ、美術の教科書に出てくるようなもの。モネとかゴッホとか、ダヴィンチとかラファエロとか。
②は教科書には出てきてないもの。ドクロの絵みたいな遠近法や、こういう画法が新たに確立されたみたいな。
③は私にとっては、ふーん、って感じ。イギリスがどっかの戦艦破った絵とか(日本でいうと、きっとペリーの戦艦きたみたいな絵な感じ)、歴史的に有名な人の肖像画とか。

今までなんて、有名なもののみ、みるか、それ以外は、ぱーって見て自分の心にきたものを、傍に行って見るという感じやった。これまで解説なんてよまへんかったけど、読むと新しい気づきや絵をみる視点が変わるんやな、と思っておもしろかった。それにしても、キリスト教の用語は全然わからへん。。。絶対ダビンチコードを英語で読むって事はできへんな、って思ったわ。


最後にオチ。
近代美術の部屋(ゴッホのひまわりとか、セザンヌの絵があるところ)が改装中。ありえへんあせる
思い切って係りの人に、いつ見れますかと聞いてみると、
「うーん、多分来月かな・・・」
「えっ、来月なんですか!?」
「いや、来週かも・・・ でも多分だから、絶対じゃないよ」 と。

でたー。いいかげんな回答。でも、当分はこっちにいるし、まぁいいか。