名古屋の旅・大須 |  うさぎおやじ日記

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先週はサッカー観戦の為に名古屋を訪れたのですが、午前中の到着後、19時キックオフの試合まで、どうやって過ごすかに頭を悩ませたのでした。

試合が行われるのは「港サッカー場」、その名の通り名古屋駅から海に向かったところに位置しています。そこでわりと近いところにある「名古屋港水族館」で時間をつぶそうかと考えていたのでしたが・・・


まさにこの日、愛知県に上陸した台風の影響で臨時休業だと、名古屋駅に着いた後にネットで知りました。さらに2番手の候補として考えていた、世界最大級というプラネタリウムを擁する「名古屋市科学館」、なんとこちらも同じく臨時休業なのでした。


では名古屋のお天気は大荒れなのかと言えばさにあらず。雨はほとんど降っておらず、風も無いという状態。

私は地下鉄に乗って、大須へ向かうことにしたのでした。


駅名にもなっている「大須観音」近辺にいくつかのアーケードの商店街があり、演芸場などもあるという、東京で言うと浅草のようなところということになるのでしょうか?

こちらが「大須観音」です。





門前から伸びるアーケードのひとつ、「仁王門通り」。左側のビルに描かれた仁王が目立ちますが、もしかして右側のビルにもあったのかな?私は気づきませんでしたが。



すぐとなりにあるもうひとつのアーケード街「大須観音通り」。まずはこちらへ入ってみることにしました。



しばらく進んで左に入ったところにあるのが「大須演芸場」。この日は営業していませんでした。



帰宅後に調べてみたところ、経営不振からしばらく閉鎖されていたようですが、近々再開するそうです。たいしたファンではありませんが、若い頃には落語の本を読んだりカセットを聴いたり、新宿の末広亭へ行ったことなどもあるので、こういった昔ながらの演芸場の存続はちょっとうれしい気がいたします。


アーケード街を進むと、一旦途切れて道を渡ったところから「万松寺通り」と名前が変わりました。「万松寺(ばんしょうじ)」とは、織田信長の父の信秀が建立した、織田家の菩提寺だとのことです。

当時は別の場所にあったものが、名古屋城の築城の際に現在地に移されたのだとか。父・信秀の葬儀が移転前のこの寺で行われたとき、遅れてやって来た信長が位牌に抹香を投げつけたというエピソードは、小説やドラマなどで憶えがありました。

アーケードの途中に面した現在の「万松寺」。木造部分は建て替え工事中でした。



中へ入って受付の女性に訊くと、2時間ごとに信長のからくり人形が3階の窓から登場するのが、外から観られるとのこと。時間をつぶして再びもどって参りますと・・・

信長登場!



思っていたよりあっさり終わってしまったので、いささか残念ではありました。写真の場面は、「に~んげ~ん、ごじゅ~ね~ん・・・」と、お馴染の「敦盛」を舞っているところではないかと思います。



さて大須のあとには、今回の名古屋での主目的であるサッカー観戦に向かうわけですが、このアーケード街にもこの夜の対戦相手であるグランパスを応援するメッセージが見られました。



「もっと」というのが良いですね。がんばっているのは判っているけれど、でも「もっと」がんばって欲しいということでしょうか?

がんばりが足らないと言われているみたいで、選手にはより厳しい言葉とも受け取れるように思えますね。


2015・9・15