「すごいな。」、ヴェルディサポーターのひとりが、そうつぶやいたのを私の耳は聞き逃していませんでした。
FC町田ゼルビア対東京ヴェルディ、「東京クラシック」と名づけられた野津田競技場での一戦でのことです。その時の私は屋台村で座り込んで、焼き鳥とスワンのパンを食べているところでした。
まあおそらくは、というか間違いなく、ヴェルディサポーターの冒頭の発言はゼルビアの選手のプレーではなく、屋台村のにぎわいに対してのものだったのでしょう。
だって、まだ試合始っていなかったですもんね、その時・・・
試合でも「すごいな!」、と言わせてみたかったのですが・・・負けました。
ゼルビアにもいい場面、試合を支配している時間帯が無かったわけではありませんが、内容でもやはりヴェルディの方が上回っていたような気がしました。
後半開始早々のヴェルディの得点シーンは見ていませんでした。すこし寒かったのでハーフタイムに一枚羽織っていたものを脱ごうとしていると、ボールがゴールに入っていました・・・
その後ちょっと弱気になっていたのですが、途中出場北井の野津田2試合連続ゴールで追いつくと、にわかに勝てるぞという気持ちに。野津田も盛り上がりましたね。
しかしその後コーナーキックから失点して1対2・・・
ディミ、鈴木孝司の投入も実らず・・・
試合後、また別のヴェルディサポーターの方から言われました。
「勝ったから言うわけではないですが、とてもいい一日でした。」
私も言わせていただきたかったです。
「負けましたがいい一日でした。」と。
野津田にヴェルディという名門クラブを迎えて試合ができた。そして短い時間ではありましたが同点に追いつき、さらに逆転という希望も抱けた。
今日のところは、それだけでも「いい一日」だったと言いたいと思うのです。
でも次はそれだけではいけません。
味スタではリベンジさせていただきます!
「ゼルビアすごいな」そう言わせてみせます!
「東京クラシック」はまだ始まったばかりです。
2012.04.02
おまけ(スリーショット)