当初はあんなにびびってたくせに、恋人様にやたらなついているソウヂさん。
な…!!ソウヂさん!?
誰が毎日お世話して、餌代を稼いでいると思っているんですか!?
慌てて飼育本をめくる。
飼育本
「ウサギも人に順位をつけます。」
私
「な…!?」
ソウヂ
「ご主人、悪く思わないでほしいぴょん!
男たるもの強いものの下につきたいものだぴょん!!」
恋人様
「ソウヂさんも分かってるってことだね!!」
私
「そ、そんなはずは…!!」
後日。
…連日、恋人様のいつも座ってるポジションでくつろぐソウヂさん。
ん!?
このポジションって…。
クーラーが直で当たる一番涼しいところじゃないですか!?
そうか。
ソウヂさんは恋人様になついていたわけじゃない!!
涼んでいただけだ!!
そして私の方が好きなはずだ!!
そうに違いない!!
まぁ、恋人様には名誉を傷つけちゃ悪いので黙っておいてやるか。