ばーちゃんが亡くなった。

父方のばーちゃん。

孫にはいつもニコニコしてて

「ほにほに」が口ぐせだったから

ほにほにばーちゃんって呼んでた。


父にとって

今大人になって考えると

優しい虐待をしていたんだと思う。

子供の頃は無条件で好きだったけど

大人になってからはちょっと複雑な気分になった。


老いたばーちゃんは

昔の面影もなく

低かった声もなんか違う声になってて

顔もなんか別人みたいになってて

ボケてしまって

私のこともわからなかった。


まだらボケの時は

母の若い頃にそっくりだという理由で

私はずっと母の名前で呼ばれた。


今 ばーちゃんに会うべく特急列車の中。


何かしてないと泣きそうでたまらない。





何がどうあれ

わたしにはいいばーちゃんだった。



寂しいやら悲しいやら…。


お正月はばーちゃんの炊く

お煮しめが楽しみで

いつか教えてもらいたいと思ってたのになぁ…


ばーちゃんの丸めた餅も

もう食えないんだなぁ…。


寂しいわ…




あめおの足の痛みが引かないので

通院中の病院へ同行した。


私も首のムチウチが気になっていたので

一緒に診察してもらうことにした。


土曜日ということもあり

人気の病院なのか朝早くから行ったのに

待ち時間だけで二時間くらい?

やっと呼ばれて診察開始。


事情を聞いて触診。

右向いて…左向いて…上は痛くない?下は?

じゃあココ押して痛くない?

腕上げれる?

…じゃあちょっとレントゲン撮りましょうね。



関西で言う「イラチ」っぽい言動の先生だなぁ

と思いつつ

レントゲン室へ移動してレントゲン撮影。

その後また診察室へ。


先生ね

さっきとは打って変わって静か。

んでなんか唸ったり何か難しい顔して

「むー…ん…」

とか言ってる。


ムチウチじゃねーの?(・д・`;) 


ちょっとドキドキしてきた。


えっ…と…先生?…何か……?


あ、いやね、うー…ん…

思い過ごしっていうか

勘繰り過ぎっていうか…かも知れんけどね

…ココんとこ…

この骨のとこね…



…はぁ…(・д・`)



普通はここが繋がってないんよね

それがホラ、ココが繋がってる感じに見えるやん?

そやから…ひょっとしたら「コツカショウ」かも知れん思ってね



コ…コツ…?( ꒪⌓꒪)は?



「骨化症」って言ってね

難病に指定されてる病気の一つやねんけど…



は?(; ̄Д ̄)なんじゃと?



いや、こう…こっちのレントゲンだとそう見えんけど

こっちのだと繋がって見えるし…

……ちょっとCT撮ってハッキリさせよか



…はぁ…(・д・`)





ピンと来ないまま

CT撮る為の病院を紹介されて予約してもらって

ポカーンとしながら診察室を出た。

待合室であめおがニコニコしながら

どやった?(*´ω`*)

って聞いてくる。

全然現実味もなく人ごとに感じながら

先生とのやり取りを伝えた。


あめおもビックリしてたけど

まぁでもCT撮らんとわからんでしょ?

決まったわけやないし大丈夫(*´ω`*)

とか言ってたと思う。


青天の霹靂ってこういうことを言うのかぁ…


その後

父の日だってことで

あめおの実家に向かい

お義父さんに作った作務衣を渡し

お義母さんにはかぎ針で編んだ手のひらサイズの巾着を

押し付けだったらどうしようかと思いつつプレゼントして

前日に張り切って作ったシュークリームを出して

皆でワイワイと食べ

やたらと「帰ろう」と言うあめおに従いお暇した。


ニコニコ色々話してくれる両親だが

グイグイくる圧迫感が苦手なんだそうだ(笑)


あめおの実家にいる間は

粗相がないよう気を付けるのに必死で紛れていたが

車に乗ってあめおと二人になるとまた

…もしその難病だったら…

がグルグルして落ち込んでる様子にならないよう

明るく務めるのに必死になった。


多分今日は寝れんなぁ…


とか思ってたら寝てたわwww


翌日もいつも通りの日曜日だったけど

足を痛がるあめおに

足温めるためにも銭湯♨️でも行く?(*´ω`*)

って近所の銭湯に行った。


あったかいお湯に浸かりながら

これから先のこと

これまでのこと

いろいろ考えてたら涙が止まらなくて

何度も何度も顔にお湯掛けて誤魔化した。


そしてその夜。

布団に潜るあめおの横に正座して

じっと目を見ながら

風呂で思ってたことを切り出した。



…もし…もしもね…その難病だったらさ…


………

頑張らなくてもいいから。

思うようにしてくれたらいいから。

あめおに負担掛けたくないし

お荷物になりたくない…



言いながらいっぱい涙出て

だけどやっぱりその意思は変わらないし伝えないと

と思うと

しやくり上げることもなく静かに泣きながらだったけど


あめおは優しい顔でそれを見ながら聞いてて


あのさぁ…


と言い出した。


もしそうであったとして…

もしそうなったとしても

俺がそんなこと出来ると思うん?

健康な時も病気の時も

どんな時も俺はusagiさんが好きやし

一緒にいたいし傍にいたい。

んでそれが俺の幸せやから。

ちゃんと俺がおるから心配せんでええし

そんなこと言わんでええよ。



ゴメン…ゴメンね…


って今度こそ号泣した。


長く待ってようやく結婚したのに

妻らしいことを何もしないまま

夫婦としての幸せをあめおにあげれないまま

難病になってしまうのか…

と思ったらたまらなかった。



翌 月曜日。

朝から大きな地震があり

私は恐怖に震えた。


キャーーーって叫んで布団被ったくらい

死ぬと思ったよ。


落ち着いてから部屋の中見たら

タンスは引き出し出てるし

冷蔵庫は開いて中出てるし

水屋は開いて食器割れてるし

あまりの惨事で恐怖感が強く

手がワナワナとアル中みたいに震えてました。


心配したあめおは

午後から会社休んで帰って来てくれて

物凄く安心しました。


本当はその日CTの予約の日で

電車乗って指定された病院に行かねばならなかったんだが

電車が動いてなくて行けないでいた。


それもあって帰って来てくれたようで

11時に予約してたものの事情を考慮してくれた病院は

17時までなら大丈夫と言ってくれ

あめおが病院まで送ってくれた。



電車が止まってるせいかいつもより少し混み気味の道路を

勝手知ったるとばかりに抜け道駆使して

17時少し前に病院に着けてくれたあめおが

ちょっとカッコよく見えたw


CTは5分くらいで終了して

どっちかと言うと事務作業等に1時間くらい待たされたかな。


でも

まだいつもの病院の午後診に間に合うから

とCTの結果を持ってその病院に向かってくれた。


受け付け終えて待ってる間待合室では

ネプリーグが流れていた。

答えをアレコレあめおと言い合っていたが

心の中は死刑宣告を待つような

重苦しく不安な感じではあった。


もうちょっとで私の好きな「スカッとジャパン」が始まる

って時に呼ばれて診察室へ。


ズカズカと入ってくる先生。

開口一番


これね、違うかったわ。うん。

僕が心配し過ぎて勘繰り過ぎやったみたい。



…マジか━.+゚*(о゚д゚о)*゚+.━



うん、ココ、これでみたら繋がってないし

何ともないから(;^ω^)



…ヨカッターヽ(❤´д`❤)ノ

もう先生、私どうしようかと思って

昨日主人に離婚の話までしちゃったよ(;^ω^)



先生&看護師爆笑。


いや、爆笑してんじゃねーわwww

思い詰めてハゲるか思ったわwww


身体中の力抜けたかと思うくらいホッとしつつ退室。

隣の診察室にいたあめおにはツツヌケで

報告の必要もなかったw



ヤレヤレだったよ


ってホッとはしたけどさ

夜中にまだ何回かグラグラと割と大きな地震が来るんで

種類は違うけど不安と恐怖はまだ去らない。


ちょっとトラウマになってしまったらしく

あめおがいる時に揺れた時

usagi 真っ青なってるけど大丈夫か?

って言われた。


一難去ってまた一難です。



ここ数日間のことではあるが

私はあめおと一緒になって

ホントに良かったなと思う。

言葉でも行動でも

大事にしてくれてることがよくわかった。

そしてそんなあめおを邪険にドSに扱って

申し訳ないなと

感謝と反省を繰り返しております。




あめおに


巡り会えてよかったです…





あめおがギックリ腰やらかしたのを皮切りに

次々と病院通いになっとりました。



あめおの会社の近くに

ギックリ腰を診てくれる病院がある

というのでそこに行ったらしい。

んで痛み止めの飲み薬とシップを処方されて来た。

数日間ずっとそのシップを貼り続けていたあめおに

そんなに連日貼ってたらかぶれるよ?

ってチョコチョコ言ってたんだが

ん…まぁもうちょっと…

とか言ってまだ貼り続けていた。

しばらくして


お花みたいにかぶれてきてますよ?( ゚д゚)

とお伝えしたのにも拘らず

ま、今日はちょっと…また貼っとくし…

とか言ってまだ貼り続けるあめお。

本人がそう言うなら…と貼ってやったが

次の日の夜。

シップを勢いよくベリっと剥がした途端

痛っ!((((;゚Д゚)))))))

って一瞬フリーズしたあめお。


何事かと思えば

剥がしたシップに薄い皮が付いてる。

そして背中は


…アホですよね( ´д`)

だから言ったじゃん。

再三しつこく言ったじゃん…(;´д`)

そして防水パッドを貼ってシャワーすることになる。

んでアホなんかどMなんかわからんけど

ちょっとコレ…

って皮めくれた所に掛けろと

マキロン渡された。

イタイのがお好きなのですね?(;・д・)ワカリマス

四つん這いになるあめおの背中にタラーリ一滴たらすと

んぎょえーー((((;゚Д゚)))))))

って四つん這いなのに高速で這って逃げたw

…だから言ったじゃん…

って何回言わせるw


そして背中が落ち着いてきて

ギックリ腰も落ち着いてきた頃

今度は左足脛が痺れる

という。

じゃあ今度はそれ診てもらいに行かなくちゃね

なんて言いつつ

朝のお出掛け支度をしていた時。

はおりものを探しに押入れの襖を開け

座ってちょっと小首傾げながら下段を覗き込んだ瞬間

ガンって音と共に頭と左腕に鈍い衝撃が。

とりあえず雑に突っ込んでたアイロン台が上から降ってきたらしい。

痛さでしばらくうずくまって動けんかった私。


それから数日間は打った腕が黄色。

右の首が捻ると痛い。


ということで

あめおのギックリ腰診てくれたとこに

あめおの左足脛を診てもらうのと同時に

私の首も診てもらうことにした。


土曜日もやってる小綺麗な割合広めの

スタッフもなんかお揃いの制服着てるような

個人のクリニックでした。


名前呼ばれて診察室に入るや否や

じゃ、レントゲン撮るから前で待ってて

とだけ言われる。

前?前ってどこよ?

ってキョロキョロしてると助手的な男性が

診察室出て前にある椅子でお待ちください

と。

じゃあ初めからそう言ってくれや初診なのわかるだろうが

と思ったがおとなしく退室。

程なくしてレントゲン室に呼ばれて

あっち向いて!あ、もうちょっと左!

って顔グイグイ向き変えられつつ撮影。

雑な扱いにイライラしつつ撮影終了後退室。

そして先程の隣の診察室に呼ばれようやく診察らしい。

問診票には

・首を左右に動かすと痛い

・肩から攣れる気がする

というようなことを書いたんだが

レントゲンと併せてみて


肩凝りですね


と肩凝りについてのパンフみたいなのを手元に持ってる。


は?肩凝り?何言ってんの?

と肩凝りについて語る医師を遮り


あの〜…数日前に上からアイロン台が落ちてきて…

と言い掛けたら今度はそのパンフを引っ込めつつ

それは○○○ですね

となんか難しい名前を言う。

キョトンとしてたら

平たく言うとムチウチです。

と。

初めから平たく言えや

ってまたちょっとイラっと。

骨や筋に異常がないのがレントゲンでわかったので

それさえわかればそれ以上その医師と話す必要がないと思い退室。


あめおの方は私が呼ばれたすぐ後に呼ばれ

隣の診察室にいたらしく

私の診察の声が聞こえてたらしい。

そしてあめおも色々不信感募らせていた。


会計済ませて処方箋を薬局に持って行ったら

あめおのギックリ腰の時と同じシップが処方されており

しかも7枚入りを5個も。

紫外線に当たったらマズイらしいそのシップを

これから日差しも紫外線も増える薄着の時期に

35枚も処方するんか?

貼ったあと4週間は紫外線に当ててはいけないというシップを

女性の首に貼れと?


貼り続けた結果どうなるのかも間近で見てるもんで

薬局スタッフに

主人がエライことになったのを見てる。

怖いからこんなシップ貼れんし要らん。スンマセン。

と断った。


びっくりするくらいソレとわかるヤブやないか。

レントゲンだけで肩凝りと決めたり

あめおの症状についても

素人でもわかる診断が出来なかったり

上からの高圧的な診察も気分悪いし誤診だし

なんであんなとこに行ってんの?あめお。

私の診察でヤブってことが決定的になったんだし

他行った方が良くない?

背中の皮めくれたのも「あ〜…ヒドイですね」だけやったんでしょ?

ヒドイのはお前の診察じゃねーか

って言ってやりたいわ💢


あめおも何かおかしいなぁ…ちょっと合わんなぁと思ってたらしく

もう一件目ぼしいとこあるからそっちに変える

と言ってた。


それから数日後

あめおは風邪をひき

咳が止まらなくなり

夜中もコンコンやっててほぼ眠れずなまま仕事に行く日が続き

隣で寝てる私も眠れない日が続き

とうとう睡眠不足からパニック症状出始める私。

病院に行けと言っても

診察時間に間に合わんから

仕事を休めないから

とかゴニョゴニョ言い訳するあめおにキレてしまい

平日でも午後診やってるとこはいっぱいあるわ!

と病院リストをメールで送りつけ

それを見たあめおは帰りにココ寄って帰ると

なんだかおじいちゃん先生の小さな病院に行ったようだ。

待合室に人はおらずマッタリユックリな感じで

初診料と薬代合わせても千五百円もしないようなとこで

薬も数種類出されて大丈夫か?と思ってたらしいが

その日からピタリと咳が止んだ。


そして咳がピタリと止んでから

病院通いもピタリと止んだ。


ギックリ腰から始まって一ヶ月の間にどんだけ病院w




健康は尊いものだと改めて思いましたよ( ´д`)


ただ

まだあめおの足の痺れがとれていないのが

とても心配なのですよ(´・ω・`)フー…


そしてあめおの風邪がうつったらしく

喉が痛いのも気掛かりなのですな(´-д-`)


引っ越し前になんだかなぁ…です(;^ω^)