大阪の「生菜食健康法実践の家」ではまず、

朝は青汁1杯、昼と夜は玄米のおかゆ、豆腐、練りごまという食事で断食に備えました。

先生はその人の状態を見て断食の日を決めます。

断食の出来ない人もいました。


胃腸の弱い人は断食が出来ないので玄米クリームというものを食していました。

玄米クリームの作り方は、

玄米の粉を水で溶いて火にかけクルクル混ぜていると

真っ白いクリームのようなもが出来上がります。

消化がとてもいい食べ物です。

私は玄米クリームがとても食べたくてしかなかったのを覚えています。


さて、いよいよ断食の日が来ました。

断食にはすまし汁断食やリンゴ断食などがありますが、

私はなんと青汁断食でした。

すまし汁断食だと思っていたのでかなりショックでしたが

私は絶対治すんだと意気込んでいたので、

違反することなく断食を10日間しました。


当時でも長い期間の断食だったと思います。

体重は48キロから38キロになりました。

42キロまではモデルさんになった気分でウキウキでした。

しかし40キロを切ると骸骨のような身体・・・

顔は薄っぺらで鏡にうつる自分が自分でないようでした。

椅子に座っても骨だらけのおしりで痛くて座っていられません。

寝ていても足の肉が無いので骨と骨が当たると痛かったのを覚えています。

断食中のアトピーの症状は、

すぐに膿のようなものが全身(顔と頭も)から吹き出てきました。

しかし、断食後の回復食の頃には徐々に固まった膿が瘡蓋となりポロポロと落ちてきました。

ポロポロと落ちてきた所の肌はピンク色の生まれたての肌が覗いてました。嬉しかったです。

その後、何回か断食を繰り返して症状も良くなってくると、

甲田先生に「白内障も治すのであれば生菜食をした方がいい」と勧められ

次の日から早速「生菜食」を始めました。

生菜食は生の野菜(人参・山芋・大根)を擦りおろしたものと生の玄米粉を食します。

いわゆる火を通さない食事です。これがものすごーく美味しいのです!


この頃にはアトピーの症状も劇的に良くなり、

今まで引きこもっていた反動で外出するようになりました。
ここから私の心の状態がオカシクなります。