最近読んだ本です






矢崎  存美さん
「NNNからの使者  毛皮を着替えて」

猫好きのもとへ猫を送り込むべく、地域猫たちにも猫好きな人々にも一目置かれる不思議な三毛猫のミケさんが暗躍するシリーズ第3弾





喜多  みどり  さん
「弁当屋さんのおもてなし   海薫るホッケフライと思い出ソース」

北海道、札幌の路地裏に佇む「くま弁」。「魔法のお弁当」の作り手のユウに近づきたい千春は、客と店員の関係からなかなか一歩を踏み出せずにいたのだが…お腹と心もいっぱいになる北のお弁当物語シリーズ第2弾






柏井  壽さん
「鴨川食堂はんなり」

京都にある看板のない食堂には、今日も思い出の味を求めて迷い人が訪れる。鴨川流、こいし親子が食を探しだすシリーズ第5弾






山本  甲士さん
「はじめまして、お父さん。」

地方在住のフリーライターの白銀力也のもとにインタビュー取材の依頼が舞い込んだ。相手は俳優業の傍ら飲食店経営を成功させた合馬邦人。なんと彼は一度もあったことがないが、実の父親だった。会って謝りたい人がいるので、その場に同行してほしい、と請われた力也は初対面の実父と旅をすることになるのだがー






知念  実希人さん
「甦る殺人者  天久鷹央の事件カルテ」

都内近郊で若い女性が次々と首を絞められて惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だったことから…天医会総合病院の天才女医、天久鷹央は事件の裏に潜む謎を解き明かしていく






松岡  圭祐さん
「瑕疵借り」

訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃貸人失踪…など、どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。賃貸人の人生をあぶり出し瑕疵の原因を突き止める賃貸ミステリー




読書記録です
最近読んだ本です






蛭田  亜紗子さん
「エンディングドレス」

夫を亡くし、失意のなか死に支度をしていた麻緒は、ロープを買いに行った先で「終末の洋裁教室」のポスターを見つける。自分だけの死に装束を縫うことに惹かれ申し込むと、教室にいたのはミステリアスな先生と陽気な3人のおばあさんだった。死に装束を縫う前にと出されたいくつかの課題に麻緒は無心に取り組んでいく。いつしか洋服の思い出が忘れていた想いや出来事を次々に引き出していってー






彩瀬  まる  さん
「不在」

長らく疎遠だった父が死んだ。「明日香を除く親族は屋敷に立ち入らないこと」医者であった父の不可解な遺言で、娘で漫画家の明日香は戸惑いながらも洋館を受け継ぎ整理することに決めた。家財道具の処分を始めた明日香だったが、整理が進むに連れ、仕事がぎくしゃくし始め、恋人の冬馬ともすれ違いが生じるようになる。そして、父と一緒に自分の娘と暮らしていたという女まで現れてー






椰月  美智子さん
「緑のなかで」

しまなみ海道の壮大な橋に心惹かれて土木工学を学ぶため、啓太は家から遠く離れた北の大地にあるH大に入学した。自治寮に入り、大学紹介の活動、フィールドワークのサークルなど友人たちと青春を謳歌している彼のもとに、双子の弟の絢太から母が失踪したと連絡が入り…ひとりの青年の成長と苦悩を描く物語






水生  大海さん
「ランチ探偵  容疑者のレシピ」

大仏ホームのOLの麗子は、謎が大好物の同僚の ゆいか をランチで外食に誘い出すために、トラブルや困り事のある相手を見繕ってくる。合コン相手が持ち込む謎にOLコンビで挑む5つの連作短編集。シリーズ第2弾






柏井  尋さん
「鴨川食堂  おまかせ」

京都東本願寺近くにある鴨川食堂には、その人の思い出の「食」を捜して様々な迷い人の人生を手助けをしていく父娘がいる。シリーズ第4弾






堀川  アサコさん
「お天気屋のお鈴さん」

杜の都、仙台には 可愛くてお天気屋さんの幽霊がいる。江戸時代からずっと化けている お鈴さんである。お鈴さんの姿が見えるOLのカエデに取りつき奉公人扱いをしているが、事件と聞けば放っておけず首を突っ込むお人好し。事件解決のためカエデたちを巻き込んで仙台の街を駆け回るシリーズ第2弾





両角  長彦さん
「解決人」

突然の上司交代に翻弄される商社マン、道場破りに殺された空手師範、実験のため臨死体験を強要の男…など、トラブルシューター六原が7つのトラブルをずばっと解決する連作短編集






神田  茜さん
「母のあしあと」

「私」の死後を生きる夫、「私」のお葬式のときの次男、「私」に挨拶にやって来た長男の婚約者…母の私、娘の私、いろんな「私」を人生の共演者たちの視点から描く7つの連作短編集






柳  広司さん
「柳屋商店開店中」

ホームズ、メロス、かぐや姫、中国古典などのパロディ、ショートショート、エッセイまで、どんな依頼にも応えてみせる職業作家の柳広司の全部を詰め込んだ一冊






柿村  将彦さん 
「隣のずこずこ」

中学3年生の はじめ が住む矢喜原町に突如 伝説の「あれ」が現れたことから…権三郎狸は、きっちり1ヶ月後に町のすべてを壊して、そこにいた人をみんな呑んでなかったことにしてしまうという。権三郎狸と一緒にいる女の人、あかり さんはそう語る。伝説に負けまいと はじめ は阻止しようと乗り出すが…日本ファンタジーノベル大賞受賞作






村田  沙耶香さん
「コンビニ人間」

ふつうとは、ちょっと違うらしい自分がコンビニと出会い、コンビニの店員として新たに人生を生きだした。ふつうの皆の中に紛れ込むようにして生きてきたはずだったのだが…あることをきっかけに、自分の人生はコンビニなしでは成り立たないと自覚するまでを描く物語




読書記録です

最近読んだ本です






似鳥  鶏さん
「名探偵誕生」

子どもの頃、星川瑞人の隣には名探偵が住んでいた。彼女は波多野千歳、僕にとっては優しい庇護者であり、尊敬すべき教師であり、綺麗で眩しい隣のお姉ちゃん、そして初恋の人だった。千歳は何度も身のまわりの事件を解決してくれていたのだが、千歳は恋人を自ら殺人事件の容疑者にしてしまう。真犯人が別にいることに気づいた僕は、彼女の幸福を祈るべく真犯人を見つけ名探偵になることを決意するのだがー






大倉  崇裕さん
「福家警部補の考察」

冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く。倒叙形式の本格ミステリシリーズ第5弾






倉知  淳さん
「豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ事件」

戦争末期、帝国陸軍の研究所で若い兵士が倒れていた。死体の周りの床には、なぜか豆腐の欠片が散らばっていて…真夜中の実験室で起きた世にも奇妙な事件の真相とは…「豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ事件」など、短編ミステリー集






伊予原  新さん
「コンタミ  科学汚染」

大学院生の圭は、指導教員の宇賀神と共に、ニセ科学批判の急先鋒である蓮見教授の元を訪れた。そこで、宇賀神のライバルであり、想い人でもあった美貌の女性研究者の美冬の信じがたい事実を告げられる。なぜ彼女は「ニセ科学」の研究に手を染めたのか…なぜ失踪したのか…圭ほ宇賀神に命じられ美冬の消息を追うがー






櫛木  理宇さん
「鵜頭川村事件」

1979年、6月、亡き妻の田舎である鵜頭川村へ3年ぶりに墓参りにやってきた岩森明と娘の愛子。突如、山間の村は豪雨に見舞われ、一人の若者の死体が発見される。村の有力者の問題児である息子が犯人だと目されるものの、矢萩家に誰も反抗できず事件はうやむやに。抱えていた家同士の対立が顕在化し出し、やがて村は騒乱に巻き込まれていき…閉ざされた村での狂乱から父と幼い娘は逃れられるのかー






増田  忠則さん
「三つの悪夢と階段室の女王」

行政書士の斉木にかかってきた不穏な電話。男は斉木の娘を誘拐したと告げ、返してほしければ指定の場所に来るよう命じる。そして、誘拐犯が斉木に突きつけた理不尽な要求とは…「マグノリア通り、曇り」など4つの短編集






蒼井  碧さん
「オーパーツ死を招く至宝」

貧乏大学生の鳳水月の前に現れた瓜二つな男、古城深夜。彼は鳳の同級生で、自称世界を股にかけるオーパーツの鑑定士だという。謎だらけの遺産に引き寄せられるように起こる数々の不可解な殺人事件。難攻不落のトリックに変人鑑定士の古城と巻き込まれた鳳の分身コンビの運命は…「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作






柚木  麻子さん
「さらさら流る」

28歳の菫は、かつて恋人に撮られたヌード写真がネットにアップされていることを偶然発見する。その元彼の光晴の不安定さに菫から別れを告げたのだが、なぜ今になって6年も前の写真が出回るのか…苦しみの中、菫は光晴との付き合いを思い起こすが…自分の内のたたかいと勇気ある前進を描く物語




読書記録です