ヒメノアサガオが今年も咲いた
ギンネムに隠れるようにひっそり咲いた
ハート形をした小さな葉は
台風18・19号ですっかり痛めつけられていたのに
新しい蔓を伸ばして
一輪・2輪・3輪と元気に咲いた


ヒメノアサガオ亡備録

我が国では1970年初頭
与那国島で採集され
多和田真淳(故)によって
ヒメノアサガオであることが確認された
その後、1982年に南大東島
1984年沖縄本島に帰化することが確認され
現在に至るが
本島での帰化地は少ない
与那国島や大東島は
台湾との交流が多かったので
台湾から入ってきたことが推測される

沖縄県レッドデータブック(1996)で危急種に指定されたが
帰化種であることから
改訂沖縄県RDB(2006)で削除された







ヒメノアサガオ
Ipomoea obscura
ヒルガオ科 サツマイモ属 
 

熱帯アジア・台湾・オーストラリア  原産のの蔓植物で
沖縄本島・大東島・宮古島・石垣島・与那国島に帰化している




花は径2cm前後だが色合いがイイ
花弁は淡い緑黄色を帯びた白色で
花筒のそこの方は濃い紅紫をしている





蔓は細くて長く伸び
地面に接すると根を出して広がり
2~5mになる










姫野朝顔は咲き誇ることもなく慎ましく咲く花だが
はにかみながらも

自分を主張しているようで
思わず声をかけたくなる花である