<修行その20 ギチョギチョ!トライアングル対抗戦>
・いつも思うけど、ランちゃんのスカート短くない…???記者会見でも言ってたけど、いやほんと短いよ…。そういえば、ニンニンジャーの風香ちゃんが女の子のスカート最後だった気がする…。やっぱり短いのはよくないのかな???短パンも好きだけど、ミニスカ好き勢として、そろそろ久しぶりに生足ミニスカ女子を見たいよなぁ…。やっぱり規制とか厳しいとかそういう大人の事情的なのがあるのかな…???
・ミシェル…ペング…???偉そうなペンギンだな(白目) だけど無駄に足が細くてスタイル良いのが勘に触る。
・ニューヨークで小説書いてる…なんか親近感が沸くゴリラ(笑) サイン入りを渡すところが草。三人の中でも一番落ち着きがあって、まともそうな感じに見えるけど…。
・ ピョンピョウ…???国立公園で密猟者を取り締まってる???鹿狩りをする奴がいるのかwwwwwwww
~過激気習得への道~
どんな困難にも諦めず、前へと突き進め 全ては勝利への道のために
・「「「過激気を身につける、方法だって?」」」
「過激気は教えてもらって習得できるものじゃない。」
「そうよ。君たち、そこがもう大間違い。」
「激獣拳四千年の歴史の中で誰も達したことがない志向の境地。究極の激気、それが過激気だ。」
「誰も達したことがない?マスターたちもですか?」
「そうだ。君たちが挑もうとしているのはそんな高みなんだ。私たちに出来ることは…」
「三山戦を執り行うこと。」
「「「三山戦???」」」
「過激気を身にまとらんとする者。まず三人の拳聖と心技体を競うべし。負けた者は過激気に挑む資格なしとあるわ。その試合こそが三山戦。」
「ジャンが心、あたしが技で、レツが体?これって、みんなが一番苦手なことじゃない?」
「だが、やるしかない。」
「一の試合。先方戦は心という頂に至る道。五百円硬貨を縦により高く積み上げた者が勝ちだ。」
「なんだそれ?そんなの戦いじゃない!」
「戦いだよ。実にタフでハードな戦いだ。」
「違う!もっとちゃんとした戦いしろっ!!」
「ジャンっ!わがまま言うなっ!!これに勝たないと、マスターを助けられない!」
「…わかった。」
「よろしい。試合開始だ。」
「ジャンにあんな繊細なことが出来るのか?」
「あれは繊細さが大事なんじゃない。精神力、心の力よ。ジャン!心を静かに、落ち着けて。」
「うるさい!ランっ…。」
「そもそも君たちはなぜ過激気を習得したいのかね?」
「なぜ?理央に勝つっ!猫助けるっ!!」
「それだけか?」
「「「え…?」」」
「そもそも君はなぜ激獣拳を学んでいる?」
「強くなって、もっとワキワキになって…そんでっ…!!」
「ただ強くなりたいなら理央と同じ。」
「違うっ!!あいつとは違うっ!!」
「いや同じだ。もう一度聞く、君はなぜ戦っている?意志なき激獣拳使いは存在する意味がない。君に勝ち目はない。」
「よせ!ジャン!!」
「あーらら。赤君試合放棄ね。先方戦勝者、ゴリーエン。」
「なんてこった。自分から逃げ出すとはね。我々マスタートライアングルがいともあっさり一勝だ。」
「どういうつもりだジャン!!」
「あんなの戦いじゃない!!」
「だからって試合を捨てたのかっ!?それでみすみす星一つ無駄にしたっ!!そしてマスターシャーフーを助けることを諦めたんだっ!!」
「違うっ!!俺絶対猫をっ…!!」
「ジャンには無理だ!!今更ながらわかったよ。ジャンはゲキレンジャーに相応しくないっ!ジャンと一緒じゃ勝てないっ!!」
「なんだとレツっ!!」「なんだよっ…!!」
「やめなさい!やめてっ!!いい加減にしろっ…!!まだ三山戦は続いてるのよ!!あと二戦あるじゃない!」
「無理だよ、もう絶望的だよ。後がないんだから。ジャンが先方戦を捨てたおかげでね。」
「俺は悪くないっ!レツのせいでトライアングルギチョギチョだ!」
「君たち、二の試合始めるわよ。」
「はい!勝つわ、絶対最後のレツに繋げてみせる!!」
「次はランの苦手な技勝負。勝てる訳がない。」
「これは…ハーフパイプ?」
「そう、スケボーの技比べ。一人二本滑って高い点を取った滑りで勝負。」
「でも…判定は?」
「判定はオートで百点満点。OK?」
「えぇっ…?」
「ミシェル、行っきまーす!」
「ミシェル二本目パスね。判定以上の点数なんてないんだもん。どうぞ、黄色ちゃん!」
「根性!」
「どうして…この勝負どうして僕じゃないんだ!?絶対勝てるのにっ…!!」
「なんで俺たちにわざと一番嫌なことさせるっ!!この意地悪野郎!!」
「あーら、0点ね。残念。」
「まだ一回あります!絶対負けない!!勝ってみせる!!」
「ラン…。ランのあの目、負けてない目だ!。」
「ランっ…!心の中に円を描くんだ!」
「えっ…?」
「いつまで突っ立ってる気?」
「(どういうことなのレツ…?)」
「ラン!心で正しいイメージが描ければ、それが必ず実現できる!!」
「(イメージを描く…出来たっ…!!こういうことね!!描けた!!行ける!!)」
「よっしゃ~!!」
「やったぁっ!!出来たっ!!」
「やった!!」「ランすげぇっ!!」
「あら!ミシェルびっくり!」
「この勝負、引き分けだな。」
「ランやったな!!ランが言った通りだ!!」
「うん、レツのアドバイスがあったから、これがファンタスティックテクニックの極意なのねっ!!」
「まぁね!」
「三の試合、大勝戦を始める。体という頂に至る勝負だ。」
「はいっ!」
「お互いの腕に纏ったバンダナを奪った方が勝ちだ。」
「望むところです。」
「ここまで我らの一勝一分け。この試合に勝たなければ君たちの負けとなる。」
「わかってます。ランがあれだけやったんだ。僕だって…いや、僕がやらなきゃっ!!」
「始めっ!」
「ビーストオン!!」
「俺はアンガイングボディだ!とう!」
「うわぁっ!!」
「なるほど…。お得意のテクニックだねぇ。とっさに受け身をとって、衝撃をやわらげたか。」
「見せてあげますよ。ファンタスティックテクニック!激技!舞舞蝶!!」
「激技!花花弾!!」
「敵はいつか技になれてくる!そのとき、何が決めてになると思う?」
「わかったかい?」
「レツっ!頑張ってっ…!!」
「頑張るねぇ!もうっ!諦めたら!!」
「とんでもないっ!!うわぁっっ…!!」
「レツ!!」
「負けてたまるか!!限界を突破して、僕は過激気を手に入れるっ…!そしてマスターを助け、兄さんを侮辱した理央をっ…!」
「激技!低抵脚!!(ていていきゃく)」
「限界突破どころか、もう限界らしいね。」
「馬鹿レツ!!かっこつけんな!!技なんかもういい!!シュバシュバの技より、ワキワキのドカーンだ!!体ごとドカーンと行けっ!!!」
「おいおい、往生際が悪いね。カッコ悪いぞ、君。」
「勝負はこれからだっ…!!」
「レツ!!」
「おかしいな。君はもうちょっとスマートなタイプだと思ったがね!!」
「だがこれで終わりだ!」
「「レツ!!!」」
「これからだって…いったはずだっ!!戦いは…終わってない!!」
「戦う?もうフラフラじゃないか。」
「まだだっ…!!」
「バンダナをっ…!勝利をもらうのは僕だっ…!!」
「レツ!!!絶対離すな!!奪い取れ!!!」
「レツ!!奪って!!勝てる!!!レツなら勝てるっ!!!!」
「君の勝ちだ。完敗だな。」
「若者は時に過ちを犯し、時に奇跡を起こす。」
「なによ。ゴリーったら嬉しそう。」
「君もね。」
「マッチリ!俺たちトライアングルでマッチリしてる!!」
「うん!」
「ジャンに教えられた。」
「え?」
「レツが…俺に?俺に…レツが?」
「応援して、励ましてくれる仲間がいるってことがどんなに心強いか。」
「レツ…。」
「僕はジャンが逃げ出したとき、それが出来なかった。それどころか、ジャンを責めた。」
「違うっ!それ違うぞ、レツの方が先に、ランを応援してた!「あれは思わず…。」
「俺、レツすげぇと思う。ランもすげぇ!」
「「ジャンもね。」」
「俺たちトライアングル、マッチリだぁぁっ!!!」
「理央がくるっ…!」
「そんなっ…!まだ早いっ…!」
「いや、君たちはすでに限界突破への道を手にしている。」
「「「え…?」」」
「マッチリよ!」
「そっか!トライアングルがマッチリなら俺たち負けないっ!」
「ジャン、レツ、ラン。ここから先は踏みしめられた道を行くのではない。自ら道を作るしかないのだ。」
「「「はい!!!」」」
「スーパーゲキクローが君たちの足元を照らす灯りになるだろう。」
「「「ありがとうございます!!!」」」
「過激気はまだ習得出来ていない。でもっ!!」
「なんとかなる!いや、なんとかしてみせるっ!!」
「待ってろ理央!今度こそっ!!」