蛍よりも儚い、そんな三連休に贈る鎮魂歌。
ららららーーらーらーらーーーららー。
昨晩取引先の社長宅でバーベキューに参加させてもらった後、最終電車にはまだ余裕を持って電車に乗り込み帰路についたが……。
気がついたら和歌山との県境に居た。
時刻表を見るとその時間から大阪に向う電車はすでに無くなっていて、どーしようもない絶望感がただよう。
歩いて帰ることやタクシーを呼ぶ事も考えたが、結局家で韓流ドラマを観ているであろう父を呼ぶ事にした。
まったく、くだらんものに現を抜かしおってからに……。
とりあえず申し訳ない旨を伝えて迎えに来てもらう段取りをつけて、ベンチで一休みしてると駅構内にアナウンスが響き渡る。
「本日の運行は終了致しました、当駅は電気を消灯し業務を終了致しますので、構内に残っておられるお客様は直ちに退場してください」
俺だけの為に流れるアナウンス、繰り返し流れるアナウンス、それは酔っ払いへの鎮魂歌。
出る時に当然乗り越し清算せーなアカンわけやけど、精算機はもう販売中止になってるしそのまま出るしかないと切符を改札に入れる、でも当然の如くピンポーン！と鳴り響いて俺のムスコめがけてダブルビンタしてくる改札。
どないせーっちゅーねん！と思って精算機のとこに戻ると、ぱっと販売中止から販売中に変わって「さっさと清算しろや！」と言わんばかりの精算機、全くもってファッキンですよ。
なんなんすかねー、別に電気落とそうがなんでもええけどどの道山奥の駅で終電無くなったら行くとこ無いんやからさ、せめてベンチくらい貸してくれてもえーやんと思うんですよ、ホームレスが住み着くような場所でも無いし。
それにしてもそろそろ外で寝るのが辛くなってくる時季ですね、酔っ払いと旅人のみなさん、寝床には注意しましょー！
それでは三連休最終日、元気出して楽しく過ごしましょうね。
ばーい。