今回からはインフルエンザ治療薬について書いてみようと思います


今回書くインフルエンザ治療薬とは、抗ウイルス薬のことです



まずはインフルエンザウイルスの行動パターンについて説明します


インフルエンザウイルスは人間の口や鼻から侵入します


気道の粘膜(簡単に言うとのどの奥の粘膜)に取り付いて、粘膜の細胞の中に侵入します


その中で細胞をつくっているパーツをえさにしてウイルスが増殖します


十分にウイルスが増えて細胞の中身をえさとして食べつくしたら


ノイラミニダーゼという酵素を使ってその細胞を壊して外にでてきます


そして周りの感染していない粘膜細胞に侵入して増殖する


ということを繰り返します



このため抗ウイルス薬は、このノイラミニダーゼという酵素をブロックして、インフルエンザウイルスが感染した細胞からでてこれないように封じ込めます


そして封じ込めているうちに人間の持つ免疫細胞が、感染した細胞を処理してウイルスも処分してしまいます


ウイルスは次から次へと正常な細胞に感染できなくなり、結果的に重症化しにくい、早く治りやすいという風になります


この薬を、ノイラミニダーゼ阻害薬といいます


日本で販売されているのは、タミフル、リレンザ、ラピアクタ、イナビルの4種類あります


次回は4種類の違いについて書いてみます



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