前回の続き。



気分の悪いまま寝て起きると、

まぶたは気持ち悪いほど、三重にも四重にもなってた。



わたしは約束があって、いつものモーニングコールも全部無視して

少し気を紛らわせてた。



そして少し 冷静になって考えてみたけど、

確かに、わたしのワガママにジュニ君は疲れたのかもしれない。

だけど、何でもわたしにだけやらせたジュニ君にも原因はあるよね。



でも今回のは、全然関係ない気がする。

わたしには、コールセンターに夜中に電話したら失礼。

って感覚自体 あり得なかったんだもん。

ただそれだけだったのに、

ジュニ君はわたしがしつこく命令してる、としか思わなかったんだよね。



怒りの原因は何であれ、

ジュニ君の中の溜まってたものが崩れた瞬間だったのかな。



だからって、今までもこれからも我慢ばっかりだって言われて、

結婚するっていうのは腹が立ってきた。


わたしが全く我慢してないみたいじゃん!!

ジュニ君よりは少なくても、まず最大の我慢…

韓国に住むということ。

ここだけは忘れてほしくないわ。



そう思いながら 夜、ジュニ君に電話した。

冷たい声を出すわたしとは裏腹に、ジュニ君のテンションは普通なんだよね。

むしろ優しい声。


一晩経ったとはいえ、わたしには出来ない対応なだけに、
そんな大人ぶったところも ちょっとイラ(理不尽w)。


わたし。
「ジュニ君、ひとつ質問があるんだけど…

 
 ジュニ君の言うようにわたしのワガママを聞いて、

 ジュニ君はいつも我慢ばっかりしてる。

 これからも我慢しないといけない。

 だったら何でわたしと結婚するの?

 結婚したら地獄じゃん。」




ジュニ君。
「うりえぎが好きだから、一緒に居たいから結婚する。

 ジュニ君が我慢して、

 うりえぎが幸せならいくらでも我慢するよ。

 うりえぎこそ、ジュニ君がいつも何もしてくれないなら

 そんな人と なんで結婚するの?」



わたしは喧嘩ごしで聞いた質問だったんだけど…

ジュニ君は優しく答えるから、

なんとも 言えなくなっちゃったんだよね。

だからって、、、わたしも素直になるのは悔しくて。


わたし。
「正直言って…いつも我慢しないとって思ってるなら

 人としてジュニ君の幸せを願って、

 わたしとの結婚やめたほうがいいと思うよ。

 
 わたしがいつも何もしてくれないっていうのは、結婚準備の話だよ。

 それまでは違ったから。

 その前は何でもしてくれて、一番理解してくれたから、

 結婚しようかと思っただけ。


 結婚の準備はジュニ君が手伝うっていってたくせに、

 いつもわたしに決めさせて ほとんど何もしてくれない。

 それで居て全部わたしのワガママだっていうのは、おかしくない?」




ジュニ君。
 「ジュニ君も、我慢してるのは結婚準備の話だよ。

  したいコト我慢してるんじゃなくて、うりえぎの望みを叶えるために

  お母さんと喧嘩して我慢してる。


  うりえぎがジュニ君が我慢するのかわいそうだって思うなら、

  あとちょっとだけ、ジュニ君のこと分かってくれれば

  ジュニ君は十分大丈夫になるよ。」




 なーんか流れ的に、完全わたしが悪者で煮え切らないままだけど、

 今回は わたしだけ悪いままで終わらせた。


 ただ…ジュニ君を悪者にした場合…

 「ごめんなさい。」って言葉を発さないことに、わたしはいつも怒ってる。


 今回 わたしが悪者なんだから、

 自分がいつも注意してるだけに、言わないといけない。。


 
 そう思って ちょっと時間を置いてから…


 ジュニ君の怒りを募らせたのは70%わたしが悪くても、

 30%はジュニ君にも原因があると思うと、

 日本語でも韓国語でも謝りたくないっていう強がりから(笑)


 「ジュニくん。Im sorry~」


 わたしから、謝った。

 
 
 ”うりえぎ、ジュニ君もミヤネヨ~。(ごめんね)”


 コレ、わたしが想像してたジュニ君の答えだったんだけど…



 「何のこと?ジュニ君もう忘れちゃったよぉ~ぜんぶ。

  TVは何インチがいい~?」



 ということで、わたしの妄想どおりにはいかなかったけど一応解決?した感じ。


 これが結婚前最後の喧嘩でありますように…。