ジュニ君は、金曜日の23時に羽田到着。
夜も遅かったので、パパが羽田まで迎えに行ってくれることになった。
ジュニ君にとっては、これから受ける就職試験の面接官に迎えに来てもらうのは、
気まずいかなぁと思いつつも…仕方なかった。
パパがジュニ君にどんな対応をするか、かなり冷や冷やしていたら…
取り敢えずジュニ君に会って第一声は、
「こんにちは、いらっしゃい。」
だけで無事済んで安心。
ただ…あれだけ礼儀作法にうるさいパパが、ジュンヒ君を前に、
車から降りず、目も大して見ずに 挨拶してることが、
私には相当怖かった。
その日は、ママが 飛行機食に手をつけられない ジュニ君に
真夜中の夕食を準備し、軽く世間話程度をしたら、すぐに解散した。
翌朝、日曜日。
家族でジュニ君を連れて お昼 お寿司を食べに行く予定だった。
同時に、ジュニ君と私の計画では…
朝からスーツを着て、私の両親に挨拶をすることにしていた。
ところが私が 予想以上に早起きして お腹がすいた為、
私がおうどんを作り、せっかく作ったのだからと ジュニ君を起こしてきた。
朝一でスーツを着て…って予定はずれてしまったけど、
おうどんを食べてから、シャワーを浴び 挨拶に予定変更した。
なのにパパが…
あの子供たちを怒る時でさえ 辛抱強く 3回同じ間違えをするまで
うるさいこと言わずに 黙って見てるパパが、
(それがもっと怖いんだけど)
ジュニ君が 離れの客間に 着替えにシャワーを浴びに行った後、
ぼそっと、とても低い声で
「なんだ。
ジュニ君は話があって日本に来たんじゃなかったのか。」
なんて言い出した。。
わたしは、
「そうよ。
これからお話する予定よ。」
内心パパが怖くて ビクビクしながら言ったけど。
「ちゃんと話が終わるまでは、パパは今日は外出しない。」
と、言われ…
二人でちゃんとしようと思ってたのに、
先に言われたことが… なんかとっても悔しかった。
余計に怖いし。。
それから私は離れの家に、スーツの身支度を終えたジュニ君を迎えに行き、
居間で両親を揃えて、話をすることになった。
パパとママ VS ジュニ君と私
で、ソファーに向き合って座り
ジュニ君が緊張して一瞬沈黙になった空気をパパが
なぜか、
「はい。では、こんにちは。」
まるで司会のように 緊張の空気を 解いてくれた。
ジュニ君は、
私に話す時とは違う、教科書並みの
とてもたどたどしい 日本語で話しだした。
「ウリエギさんと 交際して3年になります。
まだまだ未熟者ですが、ウリエギさんを精一杯 幸せにしていきます。
どうか結婚をお許し下さい。」
たしか、こんな感じの とてもシンプルで 伝わる言葉だったと思う。
パパは、ぼそっと呟いた。
「3年か…」
そのままパパは、とても優しく流暢な英語で彼に話した。
韓国と日本はとても似ているから、色々受け入れやすいと思うが、
韓国はまだ、ほぼ50年程前の日本の時代だということ。
その時代は、伝統をとても重んじる人が 多い。
私は伝統を大事にする風潮は とても大切なことだと思う。
日本は新しくなるばかりで、その大事なものを失いかけているから。
ただ、やはり古い考えが多くて、それが分からないウリエギが、
傷つくことも 大変なことも たくさんあるだろう。
これは馬鹿げた質問だとは思うけれど、
敢えて究極を考えて 質問したい。
万が一、君が ご両親かウリエギか
どちらか一方を 選ばないといけない状況になったらどうするか?
ジュニ君は即答した。
「ウリエギさんです。」
パパ
「でもウリエギは、韓国に家族も、友達も 誰も居ない。
助けてあげる人は君しかいない。
それを十分に分かってほしい。」
ジュニ君「I promise you」
なんで、I swear!(誓います)が出てこなかったのかと内心思ったけれど、
私は、論理的に娘を守る 父の温かさを感じ 泣いてしまった。
それからは工学者のパパと、ほぼ同業種のジュニ君とで
少し仕事の話をし、握手をした。
夜も遅かったので、パパが羽田まで迎えに行ってくれることになった。
ジュニ君にとっては、これから受ける就職試験の面接官に迎えに来てもらうのは、
気まずいかなぁと思いつつも…仕方なかった。
パパがジュニ君にどんな対応をするか、かなり冷や冷やしていたら…
取り敢えずジュニ君に会って第一声は、
「こんにちは、いらっしゃい。」
だけで無事済んで安心。
ただ…あれだけ礼儀作法にうるさいパパが、ジュンヒ君を前に、
車から降りず、目も大して見ずに 挨拶してることが、
私には相当怖かった。
その日は、ママが 飛行機食に手をつけられない ジュニ君に
真夜中の夕食を準備し、軽く世間話程度をしたら、すぐに解散した。
翌朝、日曜日。
家族でジュニ君を連れて お昼 お寿司を食べに行く予定だった。
同時に、ジュニ君と私の計画では…
朝からスーツを着て、私の両親に挨拶をすることにしていた。
ところが私が 予想以上に早起きして お腹がすいた為、
私がおうどんを作り、せっかく作ったのだからと ジュニ君を起こしてきた。
朝一でスーツを着て…って予定はずれてしまったけど、
おうどんを食べてから、シャワーを浴び 挨拶に予定変更した。
なのにパパが…
あの子供たちを怒る時でさえ 辛抱強く 3回同じ間違えをするまで
うるさいこと言わずに 黙って見てるパパが、
(それがもっと怖いんだけど)
ジュニ君が 離れの客間に 着替えにシャワーを浴びに行った後、
ぼそっと、とても低い声で
「なんだ。
ジュニ君は話があって日本に来たんじゃなかったのか。」
なんて言い出した。。
わたしは、
「そうよ。
これからお話する予定よ。」
内心パパが怖くて ビクビクしながら言ったけど。
「ちゃんと話が終わるまでは、パパは今日は外出しない。」
と、言われ…
二人でちゃんとしようと思ってたのに、
先に言われたことが… なんかとっても悔しかった。
余計に怖いし。。
それから私は離れの家に、スーツの身支度を終えたジュニ君を迎えに行き、
居間で両親を揃えて、話をすることになった。
パパとママ VS ジュニ君と私
で、ソファーに向き合って座り
ジュニ君が緊張して一瞬沈黙になった空気をパパが
なぜか、
「はい。では、こんにちは。」
まるで司会のように 緊張の空気を 解いてくれた。
ジュニ君は、
私に話す時とは違う、教科書並みの
とてもたどたどしい 日本語で話しだした。
「ウリエギさんと 交際して3年になります。
まだまだ未熟者ですが、ウリエギさんを精一杯 幸せにしていきます。
どうか結婚をお許し下さい。」
たしか、こんな感じの とてもシンプルで 伝わる言葉だったと思う。
パパは、ぼそっと呟いた。
「3年か…」
そのままパパは、とても優しく流暢な英語で彼に話した。
韓国と日本はとても似ているから、色々受け入れやすいと思うが、
韓国はまだ、ほぼ50年程前の日本の時代だということ。
その時代は、伝統をとても重んじる人が 多い。
私は伝統を大事にする風潮は とても大切なことだと思う。
日本は新しくなるばかりで、その大事なものを失いかけているから。
ただ、やはり古い考えが多くて、それが分からないウリエギが、
傷つくことも 大変なことも たくさんあるだろう。
これは馬鹿げた質問だとは思うけれど、
敢えて究極を考えて 質問したい。
万が一、君が ご両親かウリエギか
どちらか一方を 選ばないといけない状況になったらどうするか?
ジュニ君は即答した。
「ウリエギさんです。」
パパ
「でもウリエギは、韓国に家族も、友達も 誰も居ない。
助けてあげる人は君しかいない。
それを十分に分かってほしい。」
ジュニ君「I promise you」
なんで、I swear!(誓います)が出てこなかったのかと内心思ったけれど、
私は、論理的に娘を守る 父の温かさを感じ 泣いてしまった。
それからは工学者のパパと、ほぼ同業種のジュニ君とで
少し仕事の話をし、握手をした。