私、口だけ優しい人、要らない
信用出来ない。
もうやだよ~。
ごめんね、も聞きたくない。
努力するよ、も要らない。
私、ジュニ君が、要らない。
既に寝たであろうジュニ君に10通以上に渡るSMSを送った。
「これからジュニ君を信用出来ない。
結局、ジュニ君は本当は結婚したくないんでしょ?
自分で言った事も約束も出来ない、あなたに私は守れない。
どうせ私が韓国行ったって全て先延ばしにして、
不安にするだけでしょう。
私は韓国には住まない。
あさってもキャンセルする。」
を、長々と書いた。
そしてジュニ君専用の
IP電話機の電源を切った。
携帯の電源を切ると、明日起きられず、
会社に遅刻するかも知れないので…
ジュニ君を着信拒否にしよう。
ずっと前に言われた。
喧嘩の度に、電源切って心配させる私に、
「いくら喧嘩しても、次、電源切ったら、二度と電話しないから。
続けるつもりが少しでもあるなら、でないでもいいから電源は付けて。
遠距離恋愛の最低限のマナーだよ。」
いつも私には甘くて
そんな物言いをしないジュニ君が、
珍しく真剣に厳しく言ったのが
すごく怖くて、
どれだけ喧嘩しても、電源は切れなかった。
だけど…これで切ったらジュニ君は逆切れするのかな?
そしたら、そんな男要らないでしょう?
だって悪いのジュニ君だもん。
私を不安にしてるの、ジュニ君だもん…
電源、切ろう、かな。