2008年4月末 私は、日本に戻ってきた。



正直言うと、私はアメリカから逃げ出してきた。



理由は色々ある。



英語が思うように上達しないまま、無駄に時間だけが流れていき



このままココに居て大丈夫だろうか、ここで何が出来るか、ひたすら葛藤していた。




そこへ彼との離ればなれになり すれ違いの毎日。



もし私がこのままアメリカに居れば、何年も離れてしまい 続けるのは難しいだろう。



別れるつもりがないのなら、 彼が近い将来を考えているのなら近くにいるべきだ。




 私

 「このまま離れていても平気なの?


いづれ別れることになるだろう。


私がアメリカにいるのと日本にいるの、どっちがいいの?」



 

 彼 

「アメリカで勉強したいと思ってるなら、


それを止める権利はないし、


何年でも待ち続ける。」






「待ち続けるって口では言えても、 私は待てない。


何年も会えず いつ心が離れてしまうか分からないのに


辛い思いをするくらいなら別れを選択する。


ジュニ君は責任を取りたくないから 私に日本に帰って、とは言えないんでしょ。」


 彼

「そんなつもりで言ったわけじゃない。


今は結婚の約束を出来る立場ではないから。


でも本心はやっぱり近くに(日本)居てくれた方がいい。」


言わせてしまった。



そうして彼に責任を押し付けて、4月末 私は日本に帰国してしまった。




正直、帰ることに対しての不安は山のようだった。




たった1年少しだけど、何もやり遂げないままの帰国は



アメリカに居たことが無意味になってしまうのではないか。




日本で今更OLをやりなおすのはもったいない。




正直、日本で何をすればいいのか分からない。




日本に帰ってから、彼と別れたらどうするつもりか。






だからこそ、私は彼に責任を押し付けて


 「あなたのせいで、私は帰ってきた」 のだと思い、


少しでも自分の気持ちが軽くなるようにしてみたのだろう。






でも現実問題 彼はまだ学生。



今年で卒業と言えど、



仕事が決まったわけでもなく、私に将来の約束が出来る状態ではない。


だけどジュニ君は、 私の為に 



卒業して仕事を見つけたら 



すぐにでも結婚できるようにしたい。




だからそれまで待っていて と言ってくれた。





だけど正直 私の不安は何も解決した訳ではない。



取り敢えず、日本に帰って直ぐに韓国に会いにいくことにした。




むしろ、それが目的で 私は 日本に帰ってきた。