「在庫がないから売れない」と言い訳するスタッフへの指導はどうしたらいい? | 商品企画・商品開発者の思いをお客様に届け、接客でヒット商品をつくる!売れないスタッフ販売力アップ・短期人材育成、プロデュース

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小売業の中でも接客レベルトップといわれる化粧品業界にて教育・企画・PRを担い、ブランド立ち上げ4年で、日本一のサービス評価と客単価2倍を実現した筆者による、新たなマーケティングと教育法提案

こんにちは。

売りたい商品を戦略的に売る!

接客ストーリー・プロデューサーの加藤千華子です。

 

 

どんなお店でも、

売れ筋の商品の在庫が常に潤沢にあるわけではありませんよね。

 

売れ筋だからこそ、

在庫がなくなってしまうこと、ありますよね。

 

 

私のよく知っているコスメショップさまでも、

ベストセラー商品がひどい在庫薄状況になったことがありました。

 

 

主力商品である冬のスキンケアラインで、

化粧水と美容液が品切れ。

ボディクリームもクレンジングクリームもない!!

 

 

アパレルで言うと、

11月にコートの在庫がほとんどないような状況です。

 

 

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原因は、

輸入元のメーカーで原料の問題があり、

納期が予定よりも遅れたとのこと。

 

当然、

ひどい前年割れを起こしました。

 

 

でも、

同じような状況の中でも、

しっかり前年以上の売上を取っていたお店があるんです。

 

何が違うのでしょうか??

 

 

前年割れを起こしたお店のスタッフは

『在庫がなかったから、売り逃がしが…』と、

当たり前のように嘆いているだけです。

 

 

一方、

前年を取っているお店のスタッフは、

『在庫がなかったから、

メインディスプレイを変更して、

クリーム推しに切り替えました。

在庫が少ない商品は、

陳列で工夫して、

お店が寂しく見えないようにしました』

と、

堂々と語っていました。

 

 

もちろん、

在庫がないことで、

売り逃しはたくさんあったはずです。

 

 

でも、

その文句を言う前に、

在庫がない中で、どう戦うか?

を、考えて、行動していたのです。

 

 

売れない店の言い訳

・天気が悪いから

・隣の館でイベントがあったから

・人が足りないから

・立地が悪いから

・商品がイマイチだから

…など、

自分の力でどうにもならないことが、

原因として挙げられます。

 

 

でも、

天気や立地や商品力って、

どれだけ嘆いたって、

なんとか変えられたり、しないですよね?

 

 

売れるお店は、

与えられた環境の中で、

どう工夫すれば売上が取れるのかを、

建設的に考えます。

 

 

在庫がないなら、

あるようにディスプレイを工夫する。

 

 

在庫がある商品を、

積極的にお勧めする。

 

 

…などなど、

できることはいくつかあるはずです。

 

 

あなたのお店で、

どうにもならないことで、

嘆いている人がいたら、これを教えてあげてください。

 

 

売れ筋の在庫がないなら、

他のどの商品で売上が取れるか?

 

厳しい環境の中でも、

自分たちで出来ることはないか?

 

それを考えるのが、私たち店頭に立つ者の仕事であると、

教えてあげなくてはなりません。

 

変えられないことを嘆いても無駄。

前に進む方が楽しい。

 

そうやって考えてみると、

何か、明るい光が見えてきますよね。

 

この考え方を根付かせるのは、

店舗責任者の役割ではないでしょうか。



本日のポイント 

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売れない理由は

商品の在庫がないからではなくて、

在庫がないから売れないと諦めるスタッフの心。

だから、

考え方の転換をはかるべし

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