こんにちは。セミナーズの鳥内です。

本日も、ビジネスや仕事の役に立つ
アイディアを、渾身の力を込めてお届けしますので、
何卒、宜しくお願いいたします。


さて、今回のコンテンツは、拙著「逆説の仕事術」
には書いてなかった、逆説の仕事術についてです。

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苦中楽あり 死中活あり 超衰退市場にチャンスあり
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ジェイ・エイブラハムのビデオセミナー
学んだことを実行して、半年で1千万ほどの
リターン得られた、ある方のご紹介をしています。



その方は、文字通りの衰退市場に身を置いている方
でした。

扱っているサービスは、NECのPC-98シリーズの修理・
メンテナンス。

このパソコンを使っている人はおろか、
知っている人すら最近は少なくなってきています。

そんな超衰退期にある業界に身を置いていた彼の
ビジネスは、非常に厳しい状況に置かれていました。

そんな彼のビジネスがV字回復したきっかけ。

それは、顧客(クライアント)に目を向けたことに
あります。

超衰退期にあるビジネスは、サービスの提供側も
さることながら、サービスを買う側も厳しい状況に
あるのです。


なぜならば、市場の衰退が進むにつれ、
自分のニーズを満たしてくれる人が誰もいなくなる
からです。

パソコンが次々にWindowsに取って代わられる中、
NECのPC-98シリーズを使っている人や企業は、

自分達のパソコンが故障し、その修理を頼みたくても、
頼める人はいない、

あるいはやってくれても片手間だったり、嫌々だったり
する。買い手は非常に辛い思いをします。

そして、その「辛い思い」の大きさは、本当の意味で
顧客の立場に立った時に初めて気づくことも多いです。

今回の例で言えば、NECのPC-98シリーズを未だに使って
いるのは、非常にIT化の遅れた町工場だったりします。

しかし、こうした町工場においてラインを制御している
パソコンが故障する・止まってしまうことは、何を意味
するか。

1日ラインが止まることで、1000万、それ以上の
機会損失につながることさえあるそうです。

そうであるとすれば、クライアントが本当に抱えている
リスクは、単にパソコンが故障してしまうことではなく、
1日1000万もの収益を失ってしまうことにある。

彼はそう気づいたのです。
そして、クライアントにとっての本当のリスクを取り除く
ため、他の競合の多くが片手間でこのビジネスを行う中、

故障が発生すればすぐに飛んでいき、ラインが復旧する
までお手伝いするというサービス提供方法に変えた結果、
半年で1千万ほどのリターンを得られたのです。

この戦略の本質について、詳しくは先ほどのセミナーで
お話ししていますが、

こうした「超衰退市場」においてサービスを強化する、
という時代逆行戦略で成功をしている企業は他にもあります。


次々にお店が閉店する「シャッター通り」が増え続ける
商店街において、利益を伸ばしている「ダイシン百貨店」
という百貨店があります。

この百貨店は、高齢者をターゲットとして、昔懐かしい
ハエ取り紙、ペーストでない磨き粉、柳屋ポマードなど、

ほとんどのお店で取り扱いを停止しているため、
欲しくても手に入れることができない商品を品揃えして
います。

まさに「時代逆行」。
しかし、どんなに市場が縮小しようとも、厳然として
ニーズはそこにあります。

他の誰もが目を背ける中、自分だけがそれを提供すれば、
オンリーワンの地位を築くことができるのです。

衰退市場のみならず、他のプレイヤーが見えていない
こうしたチャンスを見抜くことができるのは、結局の
ところ、視点を「売り手」から「買い手」に移すという
変化を本質的に引き起こすことが出来たからです。

頭で分かっていても、なかなか出来ることではありません。

その変化をどのように引き起こすのか?
ジェイ・エイブラハム無料ワークショップでは、
その戦略の本質をお話ししています。



それでは、また。


セミナーズ 鳥内