先週から福岡三越で開催されている


「金子みすゞ展」の

初日の特別企画☆「矢崎節夫先生ライブトーク」で

とっても心温まる素敵なお話を伺いました。


矢崎先生がお話された場所は

みすゞさんのお部屋を再現したスペースでした。


チケットには会場内で・・・だったので

いったいどこで??

と探していたら

時間が近付くとテレビのカメラなどがスタンバイされ

ここなのかな・・・

と思っているうちに

人がどんどん集まって満員電車の中のようになりました!


私くらいの年齢の方はほとんどいらっしゃらなくて

とても年齢層の高いファンの方が大勢でした!


みすゞさんのファンの方はこんなにいらっしゃるのだと

驚きましたし

皆さん矢崎先生のこともとても楽しみに

されていたんだな~

感じました☆


矢崎先生のお話を伺うのは6年ぶりですが

今でも優しく穏やかな雰囲気で

とても素敵な紳士でいらっしゃいました!


お話の冒頭はやはり

震災後のCMに関わることから・・・


前に記事にも書きましたが


3月11日の震災後から


金子みすゞさんといえば


「こだま」が代表作になりました・・・


というお話からはじまりました。


「こだま」については

前の記事

「まなざし元年」

にその意味を書きましたが


矢崎先生は

とにかく

「あなががいるから私がいる」という目線


これをとても強調されていました。


あなたから見た私・・・


自分優位な考えを改め

みんなが「あなた」という相手の存在を大切に思えば

みんな優しい気持ちになれる。。。


また

被災地の小学校にお話しに行った時のエピソードも・・・


子供たちに


あなたはご両親はじめまわりの大人から、

”あなたは宝物だよ”、と言われたことがありますか?」


という質問をされたそうです。


以前、小学校で同じ質問をしたときは

ほとんど手を上げる子供がいなかったそうです。


被災地の小学校では

8割以上の子供たちが手を上げました・・・

というお話でした。


震災によって私たちは

生きているだけで100点なんだ


生まれてきてくれただけで100点なんだ


ということを思い出したとおっしゃっていました・・・


この考えは

子育ての中で一番大切なことではないかな~

と私は思います。


「私と小鳥とすずと」も同じ理念のもとに

書かれているように思います。


我が子たちも

その子の存在が100点☆

みんなちがって

そして

みんないい

ですよね!


矢崎先生のお話は子育てをしている我が身に

じーんと染みてくるものでした。。


以前娘の小学校でも同じお話があったのですが

今回も同じことをお話されていました・・・


「以前子供が転んでけがをしたら

お父さんやお母さんは


~痛いね。。痛いね。。~


と言ってくれました。


この言葉で子供は自分の怪我の痛みが半分になります。


おじいちゃんやおばあちゃんはもっと心配げに


~さぞかし痛いだろうね・・と言ってさすってくれました。


そうするとすでに痛みはなくなって


大丈夫だよ、と言います。


でも最近の大人たちは

全て忙しく動くようになり

早く次にことをしなくてはならないため


~痛くない、泣くな~


と言うようになりました・・


子供たちの心は閉ざされてしまいます


この矢崎先生のお話も

子育ての中で本当に見失いがちな

大切なことを

教えてくれます。


他にも沢山の心温まるお話がありましたが


矢崎先生は終始

穏やかで優しく温かい言葉で

語ってくださいました・・・


最後に


とっておきの情報を☆

3月から撮影がスタートする

金子みすずさんのドラマが

6月に放送されるそうです☆


タイトルは

「みんなちがってみんないい」


この言葉は世界何カ国語にも翻訳され

世界を駆け巡っているそうです。


みすゞさんを演じるのは

上戸彩さん

旦那さんを演じるのは

タッキー&翼の、今井翼さん


みすゞさんのお母さまは

高島礼子さんだそうです・・


今から楽しみですね!


帰りに矢崎先生の最新刊を購入しました。


*HAPPINESS*-20120215172843.jpg

この本は震災前に出版されましたが


すでに「まなざし」のことが書かれています・・



「金子みすゞ展」☆今日までです*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆