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「S-PROJECT」



http://www.sn-league.net/




競技人口(協会登録者だけで70万人:第二位、愛好家も含めた場合の

競技者の数は未知数)の多さに関わらず、なかなかメジャースポーツに

なれない日本のバスケットボール。


そんな現状を、自らが立っている足元の地域から環境を整えて競技振興

に取り組んでいる団体がある。



新潟市を中心に活動が進んでいるS-PROJECTの一環として開催されてい

るS-LEAGUE、N-LEAGUEがそれである。


バスケットボールが持っている可能性とそれを取り巻く環境への歯がゆさは、
S-PROJECTが実施されている新潟市でも同様であった。



全盛期には180以上のチームが登録し、現在でも約150のチームが活動する、
おそらく市町村単位では日本最大級の規模を誇るであろう新潟市民バスケット

ボール連盟のプレイグラウンドの中で、新しい動きが



その中でも、試合数の少なさや、初心者が気軽に参加できる大会の少なさを
嘆く声が上がっていた。


この問題を解消すべく立ち上がったS-PROJECTが、まずは下位チームのスキ

ルアップを目的とした初心者向けの大会を開催。



現在はそれが上級者も参加するリーグ戦へと形を変え、日曜日のリーグを意味

するS(Sunday)リーグの一部と二部、夜のリーグ戦を意味するN(Night)リーグの

一部と二部の、合計4つのリーグで熱戦が繰り広げられている。




・・・・・・・・・・・



◆多くの登録チームを誇る新潟市のバスケットボールについて、様々な

可能性も感じました。新潟のバスケットをもっともっと盛況な世界に
しようと考えられたのは、どのような想いに端を発するのでしょうか?




最初は「もっと試合をしたい」という人たちの声に
応えることが目的で大会を開催しました。


JBAには登録していない、いわゆる「草バスケチーム」の人たちが
気軽に出場できる大会が、春と秋に開催される市民大会以外にあり

ませんでした。



市民大会はAクラスからEクラスまで、実力によってクラス分けされています。
トーナメント方式で負けたらそこで終わりですが、一応同じくらいのレベルの

チームと試合ができるようになっています。


そのような大会が他にはありませんでした。大会自体は各地区で開催されて

いるものなどいくつかありますが、クラス分がないので、出場しても例えば1回

戦で県大会レベルの強いチームとあたってしまい1試合で大会が終わってしま

うということも。



また、そういった大会には強いチームばかりが集まる傾向にありましたから、
あまり強くないチームは出場しにくい状態でした。


市民大会Eクラスのチームでももっと試合がしたい。


そこで、市民大会のEクラスに出場している3チームを集めて大会を開催すること

にしました。これがSリーグの前身であるEレベル杯です。


Eクラスのチームのスキルアップを目的として開催していました。最初の大会を開催

したあと「俺達もまぜてくれ」というチームがいくつも出てきて、あれよあれよというまに

16チームが集まりました。



ここで現在のSリーグの原型ができあがります。


その後しばらくは「市民戦Eクラス限定」でやっていましたが、Eクラス限定でやっていると

次第にチームが集まらなくなってきたので、Dクラス、Cクラスまでという感じで制限を緩め

ていき、現在ではAクラスのチーム、県大会レベルのチームも含めて36チームでクラス分

けされたリーグ戦を戦っています。



「バスケットボールをメジャーにしたい」とか
「新潟のバスケットボールをもっと盛り上げたい」とか、
そういう想いももちろんありますが、
それはあとからついてきたもので、
発端はと言われたら「もっと試合がしたかった」というのが
回答になります。




◆日本バスケット界の現状と新潟市の現状とを照らし合わせて考え、着実に

目の前の行動に落とし込んでいる風に感じます。




一つの通過点として、ですが、設定しているゴールや目標はありますでしょうか?



当初の「もっと試合をしたい」という目的は現在でも果たせていると思います。


その他に、参加者の方々に楽しんでいただけるよう、各クラスの交流戦やプレーオ

フなど、さらなる工夫もしていきたいと思っています。


また、このSリーグの運営を通して、新潟市のバスケットボールやその他のスポーツ

の裾野が広がってくれたら、新潟市のスポーツ復興に一役買えたら嬉しいなと密かに

思っています。




◆環境整備のアイデアとして、日曜日のリーグ戦、また休日夜のリーグ戦という型式を選択され

た理由はどのような背景があるでしょうか?




これは単純に人の集まりやすさです。


休日のほうが人が集まりやすいのでSリーグは日曜に開催しています。


また、日曜の日中が仕事でSリーグに出場できない人のために、Nリーグを夜

に開催しています。




◆また、今回のSNリーグも含まれている「S-PROJECT」について現時点で判明して

いる構想やビジョンなどがあれば是非とも教えて頂ければ幸いでございます。





具体的に考えているというわけではないのですが、例えば他県で同じようなリーグ戦を
運営しているところがあれば、交流が持てたら面白いのではないかと思っています。


例えば各リーグの代表チームの交流戦などは実現できたら楽しいことになると思います。