溶接のオーダーですが
スイングアームにサスマウントを溶接して欲しい
そんなオーダーです。
こうしたオーダーで毎回悩むのが料金設定です。
全てセッティング済みで即溶接に入れる状態であれば
左右のマウントの溶接など数千円で可能なのですが、
面だしからクランプ固定までこちらで行う場合は、
溶接の何倍もの時間がかかるわけでして
実際にやってみないとはっきりした料金が出せないのです。
↑マジックで溶接位置の指定をされた状態でのお持ち込みですが
溶接面出しは未作業です。
マウントは純正アームから切り取った物をお持ち込み頂きました。
切り口はヤスリ掛けされていましたが、
平面にはなっていませんのでそのまま溶接すると曲がってしまいます。
ベルトサンダーを使ってできるだけ面を整えていきます。
高さも左右で異なるのですが、
左右重ねて面だしまで行えませんので
ある程度は妥協して頂く事になります。
↑まず溶接部の面だし。
次にクランプ作業に入ります。↓
左右を連結して溶接する事ができませんでしたが
なるべく曲がらない様に配慮してクランプします。
ここまでの段取りが料金の上下に大きく関わるわけですので
この状態にまでして持ち込み頂いた場合は
TIG溶接して完了。
今回は当初のお見積より安くお渡しする事ができました。
以上お持ち込み時の参考にしてください。