ふきとしらすのご飯。 | 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

ふきとしらすのご飯。

いい加減飽きたわぁ…

多少良くなりかけたりもしたのですが、ここのところずっと調子がおかしい。

とにかく、超高熱にはならないけれど、下がりきらない…一番厄介で嫌いな感じがず~っと続いています。

が、熱とか眩暈とかも相当困るのですが、なかなかに梃子摺っているのが鼻。おいらのくしゃみと鼻水は留まることを知らない。梅雨だからかな?おいらの鼻はかなりの高湿度と言うか大洪水。もう、鼻水に溺れ死んでしまうんではないか?とか、おいらは鼻水のせいで脱水症状になってしまうんではないか?と思うほどにすさまじい。

ご飯を食べているときはもちろん、作っているときも容赦ないくしゃみと鼻水がおいらを襲い…もう、ひどいもんです。

みんなに伝染しちゃいけないので、給食のおばさんよろしくマスクをして作っているのですが、マスクをすると嗅覚が鈍るし、味見のたびにいちいちマスクをはずさなきゃいけないのでかなり面倒くさく、スピード感にも欠け、雑になりがち。しかも、包丁を持って切っている時や盛り付けるときにもメガトン級のくしゃみが出るので、とんでもないことに!はぅ。

おかげでここのところ、我が家の食事はかなり雑なものになってしまっています…すまん、みんな。

ほんと、いい加減雑なご飯にもこの調子の悪さにも飽きてきたので、やめます!

…ってどうやって?(汗)

力技でねじ伏せるのだ!!…ではなく、おとなしく寝ます…


さて本日は、もう今シーズンラスト!のふきご飯~

山菜の力強さと老廃物除去作用で、このぐだぐだを撃退するのだ!

しらすと一緒にシンプルにいただきます!

フキは青煮にして、きれいな緑に仕上げ、後から加えます。すると、なんともすっきりとお上品なお味&色合いに!!

そして、ごま油がポインツ!

フキと油は相性抜群!なので、ゴテゴテなふきご飯(これもこれで美味しい!)では、鶏肉や油揚げを加えますが、本日はすっきりとお上品にいただきたいので、ごま油でコクと旨味を与えますよ~

ほんの少量ですが、入れると入れないでは大きな差!全体がやさしくまとまるんですねぇ。

ちなみに、おいらはフキの皮を剥ぐのが大好き(笑)

母親は「手が汚れるし面倒くさい」と言ってフキ料理(というか山菜料理全般)には手を出さないんですが、おいらはフキを見ると無性にしゅるる~っと皮を剥きたくなって、「食べたい!」以上に「しゅるる~っとしたい!!」が故に購入してしまったりする。春が来ると、口とお腹だけじゃなく、手もフキを欲してしまう…

不思議な理由でフキ料理を作らない母親以上に、確実に、おいらは間違っている(汗)

あぁ、フキもそろそろお別れかぁ…

フキが手に入るうちに、是非~



『ふきとしらすのご飯』



私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

☆材料(2人分)

米 225g(1.5合)

フキ 2本

A[だし 200cc、薄口しょう油 大さじ1/2、砂糖 大さじ1、みりん 大さじ1、酒 大さじ1、塩 少々]

水 

しらす 20g

ごま油 小さじ1

白いりゴマ 小さじ2


☆作り方

①フキはなべに入る長さに切り、塩(分量外)で板擦りする。沸騰した湯に入れ、2分程度湯で、冷水にとってしばらく置く。手で筋をするる~っとはがし取り、5mm幅程度の小口切りにする。

②小鍋にAを入れて火をつけ、沸騰したら①のフキを入れ、再び沸いてきたら火を止め、フキと煮汁にわけ、フキはざるに拡げて冷まし、煮汁はボウルに入れ氷水にあてて冷ます。両方ともにさめたら、煮汁が入ったボウルにフキを加え、そのままおいて味をなじませる。

③米を洗い浸水して15分、ざるに上げて15分吸水させる。

④②のフキをざるに上げ、フキと煮汁に分ける。吸水させた米を土鍋に入れ、フキの煮汁150ccと水を加え、全体量を562gにする。さらに、しらす、ごま油を加え、普通に炊く。

⑤ご飯が炊き上がったら、④のフキと半ずりの白ゴマを加えてざっくりと混ぜ合わせ、再びふたをして蒸らす。

⑥再びごはんべらでざっくりと混ぜ合わせ、お茶碗に盛れば出来上がり!…いただきます♪


☆コツ・ポイント

フキは下処理が必要だし、緑を生かした青煮っぽくするので、少々時間がかかります…なので、フキを仕上げてからお米を洗うぐらいにすると、フキが煮汁を含んでちょうど良く仕上がりますよ~



山菜好きなくせに、所詮山のない(高尾山はある)東京育ちのおいら…知識も経験も浅く…「山菜を買うなんてねぇ」なんて言うお客さんにちゃっかりいろいろと教えてもらってます(そして、たまに山菜採りのお土産をもらったりします)(笑)

で、昨日「ワラビをたたくのが一番好き!味噌と一緒にね。すんごく美味しいのよ~」とお客さんに言われ…ワラビをたたく??初めて聞いたセンテンス。

めちゃめちゃ興味を示し、美味しそうな予感がバリバリしたので、早速作ってみました~

ワラビをあく抜きして、味噌、砂糖、ゴマと一緒に包丁でたたくたたく…


私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

わらびのたたき~♪

これが旨い!

ワラビの粘りが味噌と絡まって…美味~♪ワラビの粘りを思う存分味わえるんですねぇ。

これを肴にお酒飲んだら…たまんないなぁ。

おいらにとっては初体験なお味…なんで今まで誰も教えてくれなかったんだよ~

山菜料理って人から人へ継承されていくものだと思うんですよ。日本人の心と一緒に。なんちて。

母から子へ、子から孫へ…ってね。

残念ながら母親の不思議な事情により我が家は断たれてしまったようですが(汗)、大切にしたいなぁ…


さて、実は誕生日が迫っているのですが…店の冷ケースにある日配品等々がことごとくおいらの誕生日に賞味期限を迎えるようで…なんか切ない。とっても切ない。

なんか他人事とは思えなく、値引きシールを貼りながら「がんばれ!割り引かれてもいい。廃棄にだけはならないでくれ」と切に願うおいらなのでした…

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