ふきのとうのフリッタータ。
米騒動みたいになっている…
もう、震災が起こってから、店は大変なことになっています。
忙しいとかそういうレベルではなく、もう滅茶苦茶です。
みんなが買いだめに走っているようで、昼過ぎには店内はガラガラ。夕刻にはすっからかんで、結局昨日は2時間営業時間を短縮して店を閉めざるを得ない状態でした。
尋常ではありません。みんなパニックを起こしている。
そんなにいらないでしょ?ってものを大量買っていく。「食べたことがない」と言うアイスプラントを残っていた5パック全て買って行ったお客さんもいました…
閉店後かかってきた電話のほとんどが「これを買ったんだけれど、どうやって食べたらいいの?」と言うもの…必要だからとか食べたいからとかではなく、もう、食べ物だったら何でもいい、とりあえず買っておこうってことでしょうか?
それぞれにそれぞれの理由があるのかもしれませんが…正直閉口してしまいます。なんか、実際の仕事量以上に疲れた様な気がします…
もはや、野菜ではなく、食べ物ではなく「自分の安心」を買っているのではないか、とさえ正直思えてしまいます。
確かに不安な気持ちもわかります。
ここのところ店と家との往復だけで、スーパーに行ってなくて知らなかったのですが、休みの今日、実際にスーパーに行ってみると、棚はガラガラ。お菓子の棚さえすっからかんです。そもそもスーパーに入るのに入場制限までかかっている。
こんな状況下では、人間どうしても焦ってしまって…完全に変なスパイラルに入ってしまっている。
お願いです。今のタイミングでの買いだめをやめてください。
買いだめをしてしまうと、そのお陰で必要なものが必要なところに届かなくなる可能性があります。
大きなスケールで考えれば言わずもがなですが、小さなスケールでも、あの勢いに負けてしまって買い物ができないお年寄りや、会社帰りにしか買い物ができない一人暮らしや共働きの方などに商品を提供できないことが、非常に哀しいです。
必要以上の買いだめと言う行為が『自分だけ安心ならいい』という利己主義な行動になってしまっている、と言うことに気づいていない人がいるならば、それは非常に残念なことです。
震災の被害もさほどでもなく、計画停電のエリアからも外れているこの地域でこの状態…こんなところでパニックを起こしている場合ではないはずです。被災地では、もっともっと大変なことになっているんです。
買いだめをせずに、必要なものを必要なだけ買う。
それができれば、この異常な品薄状態は確実に緩和されると思います。確かに今回の震災で、農業も漁業も酪農も大きな打撃を受けています。でも、流通体制が整えば物は若干減るにしても流れるようになります。
冷静になってください。
パニックを起こしても、何もいいことはありません。悪い方向にしか進みません。
今日、スーパーで感じた殺気立って切羽詰った空気がそれをものがったっています。本当に米騒動が起こってもおかしくないんじゃないか?とすら思えてしまいます。
正直言って、少なくともこのエリアでは切羽なんて詰まっていないと思います。TVで流れている被災地の状況を見ればわかると思います。本当に切羽詰っているのは誰なのか、が。
かなり辛口で、ちょっと感情的になってしまいましたが、震災が起きてからずっと売り手として携わってきた私の思うところを書いてみました。自訓も含めて…すみません。
さて、本日はふきのとうのフリッタータ。
昨日の閉店時、全てソールドアウト状態ながらも、健気に?残っていたふきのとう…今日はこれをいただきますよ~
先日作ったフリットが美味しく、ふきのとうとアンチョビ、チーズ、トマトソースの組み合わせはかなりいける!と確信したおいら。で、今日はフリッタータにチャレンジ!
フリッタータ…耳慣れない方もいるかもしれませんが、平たく言えば、イタリア式卵焼きですねぇ。
で、おいらの嗅覚は間違っていなかった(笑)
ふきのとうのほろ苦さと卵のやさしさのコントラスト&コンビネーションが抜群です!
またもやふきのとうでイタリアン完成!!
この怒涛の買い物フィーバーにも流されることがないふきのとうなので(笑)、しっかりと春を味わってください!
是非~
『ふきのとうのフリッタータ』
☆材料(2人分)
ふきのとう(中) 10個
アンチョビフィレ 6枚
にんにく 1片
たまねぎ 1/4個
オリーブオイル 大さじ1
卵 3個
生クリーム 大さじ2
牛乳 大さじ2
とろけるチーズ 2枚
パルメザンチーズ 大さじ2
塩・コショウ 適量
オリーブオイル 大さじ1
トマトソース 適量
☆作り方
①ふきのとうは外側の葉と軸の硬いところを除き、汚れをふき取って縦半分に切る。アンチョビ、にんにくはみじん切りにする。たまねぎはスライスする。
②ボウルに卵を溶きほぐし、生クリーム、牛乳、パルメザンチーズを加えてよく混ぜ、とろけるチーズをちぎり入れ、塩・コショウで味を調える。
③フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて火をつけ、香りがたったらアンチョビを加えて炒める。さらにたまねぎ、ふきのとうの順に加え炒める。
④③のフライパンに②の卵液を加え、半熟状になるまでかき混ぜながら火を通し、ふたをして、2分程度蒸し焼きにする。
⑤④をふたなどを使ってひっくり返し、再びふたをして2分程度蒸し焼きにする。
⑥さらにひっくり返し、鍋肌からオリーブオイルを回しいれ、カリッと焼き上げる。
⑦食べやすい大きさにカットして器に盛り、軽く煮詰めたトマトソースをかければ出来上がり!…いただきます♪
☆コツ・ポイント
アンチョビとチーズに塩分があるので、卵液の塩は控えめにしてください。
「あんたの歩いてきた道が良くわかる」と母親に言われるほど電気のスイッチを切り忘れるおいら…でも、さすがに今はおいらの足跡は探偵じゃなきゃ追跡できないかも?(笑)こまめにスイッチを切っています。
我が家にはキャンドル・ジュンさんはいないので(いても怖いけど(笑))、せめてもと今まで手が出せなかったLED電球を買いました。
ラジコを使ってラジオを聴いていたのですが、電池式のラジオに変え、PCの電源も落としています。
ちっちゃいことかもしれませんが、できることはしたいとおいらは思います。
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