2色の大根甘酢漬け。 | 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

2色の大根甘酢漬け。

最近の悩み…それは母親との会話が困難であるということです。

まぁね、おいらが年ということは、母親はもっと年なわけで、そうすると年をとった人間(と、一部の酔っ払い(笑))特有のすべてを『あれ』とか『それ』で済まそうとする現象が現れるんです。「あの時さぁ、あれがこうだったよね?」…ってまったく何のことかわかりません(汗)で、「全然意味わからない。あれって何?こうってどんな?」と聞くと「あれはあれにきまってるでしょ!」と若干逆切れする。

さらに、話している途中に何かを思いついて、それを忘れないうちに言ってしまいたいらしく、何の脈略もなく話が飛びまくる。なので、常に『つかみ』だけを聞かされて、肝心の『落ち』を聞かせてもらえない。滅茶苦茶だ(汗)今から吉本のNSCに入学してトークの基本を少し勉強してもらいたい…

ま、そんなのはいい加減慣れたのですが、ここのところ母の滑舌が抜群悪くなって困ってます。「毛布買ってきて」が「豆腐買ってきて」だったり、 「蛸アイス食べたい」が「タコライス食べたい」だったり…そんなのはしょっちゅうで、最早『空耳アワー』です(汗)

そして今朝も…

いきなり「今日、ビヨンセがやって来ます!」と言い放つ母。

は?ビヨンセ??…まだ寝ぼけているのか?いや、普通にぼけたのか??(汗)

聞き返すと本人は「今日、美容院に行ってきます!」と言ったつもりだったらしく…

ドラえもんさん…おいらに『ほんやくこんにゃく』を出してください。


さて、明日はひな祭り~ってことで、本日はひな祭りにぴったりなかわいい色のお漬物。『2色の大根甘酢漬け』です。

『紅しぐれ』という大根があるのですが、この大根を甘酢でつけると、とってもきれいな色に染まるんですねぇ。なので結構重宝します。


私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

こちらが紅しぐれ~♪

が、1色だと結構どぎついし面白くないので、普通の大根とあわせたら…あらかわいい!(笑)

こういう淡い色合いを愛するのって日本人ならではだよなぁ…

結構外国の料理ってメリハリが利いているというか、どぎつい色のものが多いですもんね。日本人にとって青は食欲を減退させる色といわれてなかなか料理にもお菓子にも使われることがありませんが、アメリカとかだとそんなこともないらしく…確かにジェリービーンズとかには青をはじめ絵の具バリの色が使われて、そういうものを子供の頃から食べているから、まったく青とかどぎつい色に抵抗がないんでしょうね。

カラフルなお菓子といえばマカロンですが、フランスではもっとすごいカラフルさらしい。日本は着色料の規制があるので、使える色が限られているんですね。日本で売っているマカロンでも十分カラフルだと思うのだけれど…マカロンは大好きですが、大和撫子なおいらはフランスに行ったら食欲が失せてしまうかもしれない…

こういう淡い色合いにときめくことができて…日本に生まれて良かった。



『2色の大根甘酢漬け』


私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

☆材料

紅しぐれ 1/2本

大根 1/3本

ゆず 1/2個

酢 3カップ

砂糖 大さじ6

はちみつ 大さじ2

塩 少々


☆作り方

①紅しぐれ、大根はそれぞれ皮をむき、薄いいちょう切りにする。ゆずは果肉と皮に分け、皮の部分の白い部分を包丁で削いで、千切りにする。

②鍋に酢、砂糖、はちみつ、塩、ゆずの絞り汁を加え、ひと煮立ちさせる。

③紅しぐれ、大根をそれぞれ別のポリ袋(耐熱用)に入れ、②の甘酢を半量ずつ入れる。大根の袋にゆずを加える。

④荒熱が取れたら、空気を抜いて袋を閉じ、冷蔵庫で1晩寝かせる。

⑤それぞれ汁気を切って、ボウルに入れ、混ぜ合わせれば出来上がり!…いただきます♪


☆コツ・ポイント

特に紅しぐれの漬け汁はしっかり切ってください。大根に色が移ってしまい、きれいに仕上がりませんよ~また、同じく色移りしてしまうので、食べる直前に和えてください!



「あのハイパワーなんちゃらな人ってさぁ…」と母親。それって高城剛さんのことですよね?(汗)
今、おいらが連想ゲームに出場したら優勝してしまうかもしれない…


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