パプリカのポタージュ。 | 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

パプリカのポタージュ。

店の先輩から電話。

「助けて!パプリカが…」

なにやら、店にパプリカが大量投入されたらしい。昨年のSの悲劇が頭をよぎる…昨年末、Sさんからかなり雑なパプリカが大量投入される、と言うことがあり…しかも、雑な割りにかなりの強気な価格設定。まったく品が動かず、厳しい思いをしました…

そして、需要が多いだろうクリスマスシーズンにそれはぴたっと止まった。う~む、謎…

残念ながらSさんの野菜はかなり雑…。一回もお会いしたことはないけれど、なんとなくどういう方なのか想像がつきます(って、かなり勝手な想像だけど(汗)でも、お気に入りのお野菜の生産者の方に実際お会いしたりお話したりすると『やはりあなたが!!』って抱きつきたくなったりします(笑))。野菜って、その人の性格がストレートに出るんですねぇ。

以前、ひと悶着あった某女優さんが「野菜はうそをつかないから」と意味深なことをおっしゃっていましたが、本当にそう。野菜はうそをつかない、と言うよりうそをつけない。

だから面白いんだなぁ。

今はスーパーさんなどでも、生産者の名前が表記されています。野菜を見たり食べたりしながら、この人ってどんな人なんだろう?って思いを馳せると、お買い物も料理も楽しくなりますよ♪


さて、話は戻って…パプリカです。

パプリカの促販になるようなレシピを作って~、とのこと。

う~ん、パプリカねぇ…。当たり前のように使っていて、無いと困るけれど、『The パプリカ・レシピ』となるとどうしたものか…促販レシピは、簡単かつそれが主役でなくてはいけません。夏場なら『ペペロナータ』とかいいかもしれないけれど、冬場はちょっと…

パプリカチキンとか、チャプチェとか…パプリカが無きゃ始まらない料理はたくさんあるけれど、主役が肉に奪われがち…しかも、ステップ数が増えてしまう…

「パプリカと言えばハンガリーでしょ?」って話ですが(ハンガリーのパプリカの年間消費量は世界一!…ま、おいらも負けてませんが(笑))、残念ながらおいらにはハンガリー人の知り合いがいなく…ハンガリーどころかハンガリー料理店にもいったことが無く…

もはや、おいらレシピで勝負するしかない!

ってことで、やはり冬はスープでしょう!と、ポタージュで直球勝負?を仕掛けたおいら。

突貫工事で計7種のポタージュを作ってみました~!

トマトやにんじん、生クリームなどいろいろと試してみて…本当はもっと試したかったけれど、もうお腹たぷたぷ(汗)
で、今日のところはシンプルかつダイレクトにパプリカを味わえるこの二品に決めました!

3行レシピならぬ5行レシピですが…如何でしょうか?パプリカ食べてみたいって思っていただけますかね?(汗)

で、そこに添えた『淳(ロンブー)のベジタブルポイント!』ならぬ『おいらのベジタブルポイント!』はこちら。

「パプリカは加熱してもビタミンCが損なわれず、身体がポッカポカに温まるだけでなく、風邪の予防にも♪また、パプリカの甘みが心も温めてくれますよ~」

って、これまた如何でしょうか?(汗)



『赤パプリカのポタージュ』



私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。


☆材料(2人分)

パプリカ(赤) 1個

たまねぎ 1・4個

オリーブオイル 大さじ1/2

塩・コショウ 適量

顆粒コンソメ 少量

水 1カップ

牛乳 1カップ

生クリーム 適量


☆作り方

①パプリカはオーブン・もしくは直火で皮にまんべんなく焦げ目がつくまで焼き、冷ましてから皮をむき、細切りにする。

②たまねぎはスライスし、オリーブオイルを熱したフライパンに入れ、塩を振りじっくりと甘みを引き出すようにして炒める。

③②のフライパンにパプリカを加えてさらに炒め、水、顆粒コンソメを加え軽く煮る。

④温かいうちにミキサーにいれて攪拌し、まんべんなく色が回り、とろみがついたら濾し器で濾す。

⑤④をなべに入れ、牛乳を加えて温め、塩・コショウで味を調える。器に盛って、生クリームをかければ出来上がり!…いただきます♪


☆コツ・ポイント

パプリカを焼くことで、パプリカの水分が飛び、甘味がぎゅっと凝縮します!また、皮をむくことで、より滑らかな仕上がりになりますよ~♪



『黄パプリカとじゃがいものポタージュ』



私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

☆材料(2人分)

パプリカ(黄) 1個

じゃがいも 小1個(80g)
たまねぎ 1・4個

バター 10g

塩・コショウ 適量

顆粒コンソメ 少量

水 1カップ

牛乳 1カップ

生クリーム 大さじ2

パセリ 適量


☆作り方

①パプリカはオーブン・もしくは直火で皮にまんべんなく焦げ目がつくまで焼き、冷ましてから皮をむき、細切りにする。

②じゃがいもは皮をむき、5mm幅程度のいちょう切りに、たまねぎは薄切りにする。

③バターを溶かしたたまねぎをフライパンに入れ、塩を振りじっくりと甘みを引き出すようにして炒め、さらにじゃがいもを加えていためる。

④③のフライパンにパプリカを加えてさらに炒め、水、顆粒コンソメを加え、じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。

④温かいうちにミキサーにいれて攪拌し、まんべんなく色が回り、とろみがついたら濾し器で濾す。

⑤④をなべに入れ、牛乳を加えて温め、塩・コショウで味を調える。器に盛って、生クリームをかければ出来上がり!…いただきます♪



☆コツ・ポイント

基本は『赤パプリカのポタージュ』と一緒!ただ、じゃがいもが入っているので、ミキサーにかけるときは少々注意を。あまり攪拌しすぎると、じゃがいもの粘りが出てしまいもったりした仕上がりになってしまいます!



ここのところお客さんに「寒いわねぇ。風邪引かないでねぇ」とのお言葉をよくいただきます。本日も然り。そしてその言葉の数分後に「これ飲んで温まって~」とあたたか~い缶コーヒーをいただきました。

マジ温まる。

よいお客さんに恵まれて、お肌だけでなく、心も潤うおいらなのでした。

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