鮭と大根の炊き込みご飯。 | 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。

鮭と大根の炊き込みご飯。

ご飯の美味しさって、料理人の腕だけじゃなく、そのシチュエーションも非常に重要ですよね。

先日、とあるお食事会に参加して、痛感しました。

普段行けないような有名店だし、子供の頃連れて行ってもらって、すごく美味しかった記憶があるお店なのに…なぜか美味しいと感じられない。

いつも行くような居酒屋さんとか、もっと言えば、自分で作った料理のほうが美味しいのでは?なんて思ってしまったりしてしまいました。

味は確実に雲の上を行くぐらい上のはずなのに…それはきっと、大切な家族や、大好きな友達、などと一緒に楽しく食べているからなんだろうなぁ…

「楽しい」は最高のスパイスです。

『食育』が叫ばれる昨今ですが、私にはしっくり来ません。

食べるってことは、教育すべきものなのでしょうか?

日本食生活協会によれば、食育とは『①料理する力②食べ物を選ぶ力③食べ物の命を感じる力④食べ物の味がわかる力⑤元気な身体のわかる力、を育てる』ことだそうです。

勿論全部が全部大切だと思いますが、『食べることを楽しむ』ということが抜けていることに少々疑問に感じるんですよねぇ。食楽。

だから、もし、食育が必要であるというならば子供たちではなく、親の世代なんじゃないかな?子供たちでは、教えられるだけ教えられても、子供の力だけじゃ家に帰っても実践できない。実践がと伴わなきゃ意味がないし、子供たちの食事を支えているのは親なんだから…どうでしょ?

『東京都食育フェア』が行われているいるのに喧嘩を売っているのか?って勿論そんなことはありませんが…なんか個人的に思うところもあるのです…なんちて。


さて、本日は鮭の炊き込みご飯です。

焼き鮭には大根おろしがつきもでしょ?だから大根と一緒に炊いちゃいますよ~♪

脂ノリノリの鮭だってさっぱり美味しくいただけちゃいます!また、炊き込んだ大根の甘みが…美味!!大根は4

~5mm角ぐらいのさいの目切りに。ご飯になじみながらも、大根の食感が味わえます!

また、みつ葉の茎を混ぜ込むのもポインツ!!

炊き上がったご飯に混ぜ合わせると、ほわ~っとみつ葉の香りが広がって、それだけでじゅるるる…な感じです。

私は、魚を使った炊き込みご飯を作るときは、基本焼いてから一緒に炊き込みます。そうすると、臭みがなく、また、香ばしさも美味しい炊き込みご飯になりますよ~!

今回はだしをとらずに昆布茶を加えて炊きました。これが簡単美味!昆布茶万歳!!

お試しあれ~♪



『鮭と大根の炊き込みご飯』


私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。


☆材料(4人分)

米 300g

塩鮭 2切れ(200g程度)

大根 200g

しょう油 大さじ1

酒 大さじ2

昆布茶 小さじ2

みつ葉の茎 1/2束

炒りゴマ(白) 適量


☆作り方

①米は水で洗い、水につけたまま15分くらい吸水し、ザルに上げてさらに15分くらい吸水する。

②塩鮭は普通に焼き、皮と骨を除く。大根は皮をむき4から5mm角のさいの目切りにする。

③ボウルに①の米、水、しょう油、酒を加え、全量を750gにする。そこに昆布茶を加えて混ぜ、炊飯釜に移し、②の酒と大根を加えて炊く。

④炊き上がったら、小口切りにしたみつ葉の茎を加え、鮭をほぐすようにざっくりと混ぜ合わせ、茶碗によそい、白ゴマを指でひねりながらふりかければ出来上がり!…いただきます♪



運動会シーズン真っ只中。今日は朝の豪雨から一転、午後からはいい天気でした。ので、夕方からたくさんのお客さんにご来店いただき、オイラも運動会状態でした…



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