うぽぽデザイン工房のホームページ リニューアル !http://www.upopo.biz/2011年3月の初版ですので、比較的新しい本です。
ちまたで多少話題にもなった本ですので、これは知っている方もいるかと思いますが…
鳥越規央さんの「9回裏無死1塁でバントはするな~野球解説は“ウソ”だらけ~」です。

序 章 野球のセオリーは本当か?
第1章 9回裏無死1塁でバントをしてはいけない
第2章 失点は誰の責任か - 守備編
第3章 日本とアメリカとの「常識」の違い
第4章 高校野球は「スポーツ」か?「教育」か? - アマチュアとプロの違い
第5章 あの名場面は統計学的に正しかったか?
野球の行動や戦術を「勘」や「感覚」ではなく、データ、つまり統計学の観点から考える「セイバーメトリクス」の本です。
日本のプロ野球・高校野球、またアメリカメジャーリーグの2010年ぐらいのデータを使って書いてありますので、野球好きの方にはお勧めです。
私自身は、あまり野球には関心は無いのですが、どちらかというと統計学のほうに興味があります。
野球に限らず、
職人の世界も「勘」や「感覚」で仕事を覚える世界でしたから、まだ私が見習いをやっていた時代は…
自分が植木・造園のペーペーの頃は、親方1人で弟子は私1人でしたから、年中怒られてました。そのくせ、仕事の技術は何一つ教えてくれません。私も、次は怒られないようにしようと思いますから、親方のやっている仕事を何とか見ようとするんです。植木の剪定作業なんかだと、親方はあっちのほう、私はこっちのほうで、見えなかったりするんですね。そういう時は、植木の切屑の掃除の時(掃除はペーペーの仕事でしたから…)に、切屑と剪定した植木を見て、あーこうなんだ、こーなんだ、と観察してました。
あ、話しがそれてしまいましたが、今は、職人の世界も「勘」や「感覚」だけでなく、きちんと経験を教えていくようになってきているようです。教えるためには、ある程度具体的に話をしなければいけませんから、数字やデータが必要になっています。
おふくろさんの料理を教わるときは、「塩は適当に、醤油もいい加減で…」なんて具合ですが、料理の本には、「小さじ何杯、醤油何㏄…」と書いてありますもんね。
あ、また話がそれてしまった。
野球の話ですが、タイトルにもあるようにテレビの解説などでは、当たり前のように 「9回裏無死1塁ですから、ここはバントでしょう」 みたいに言っていますが、それは本当に当たり前なのか?何の裏付けがあってそう言っているんだ?という事を、セイバーメトリクスを使って説明しています。
上記の例だと、9回裏無死1塁1点差で負けている場合、送りバントをする前の勝利確率は 『32.1%』、送りバント後の場合の勝利確率は 『28.4%』 になるそうで、
わざわざ送りバントをして勝利の確立を下げてしまっているんだそうです、データで見ると…
あと、面白かったのは、第4章の高校野球はスポーツか?教育か?の「4割バッターにバントをさせる高校野球」の話は良いです。高校野球では犠牲バントの多用が目立っているようで、それは有効なl事なのか?データ的にはあまり有効でないと分かっていて監督は指示しているのか?
それは教育か?という話です。
世の常識は、変わっていくものですね。長々と…

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