鳩山由紀夫首相は5日午前の参院予算委員会で、日本の安全保障政策について「国民の命を守る立場から国防の重要性は認識している。外交努力で周辺の国々との信頼を高めることも極めて大事だ」と強調した。

 「ヒゲの隊長」として知られる元陸上自衛隊イラク派遣部隊初代隊長の佐藤正久氏(自民党)が「首相は国家意識が少ない。『国防は最大の福祉』という言葉もある。国民は泥船の鳩山丸には乗りたくない」と批判したのに答えた。

 また、佐藤氏は、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相に朝鮮戦争が北朝鮮による侵略かどうかを質問した。ただ、福島氏は「日本の閣僚の一人であり、朝鮮戦争について見解を言う立場にない。ある国とある国の歴史的な事実関係については差し控えたい」と事実上、答弁を拒否した。

【関連記事】
「もはや日本は極ではない」 鳩山内閣は日米同盟を守れるのか
田母神氏開設の「歴史・国家観講座」を廃止 防衛省統合幕僚学校
中国の国防費抑制は政治的メッセージ 国民感情にも配慮か
米空軍、F35導入2年遅れ 日本の機種選定に影響も
中国、国防動員法案を可決 「分裂勢力」けん制

暴行2教諭を懲戒解雇=修学旅行で生徒大けが-法政高(時事通信)
男2人週明け再逮捕へ 大阪・神戸連続宝石店盗(産経新聞)
<ハイチ大地震>防衛省技官が耐震判断 3人、陸自に同行(毎日新聞)
宮城・気仙沼で推定50センチ、各地で続々津波観測(産経新聞)
国民の「幸福度」を調査へ=新成長戦略の指標に-政府(時事通信)