★☆ハートリンク共済③☆★


この講演会には、ゆかっちの主治医A先生も出席されていました。

「私たち医師も長期フォローアップは大切だと考えていますが、ある程度で患者が病院に来なくなってしまいます。アメリカでは、治療とフォローアップの医師は別で、きちんと体制が確立しているのですが、研究費のこともあって日本では難しいのが現状です。」と、おっしゃっていました。近年、全国の大学病院は、国からの研究費補助が削られ、本当に大変なようなのです。


長期フォローアップに関しては、昨年やっと厚生労働省がその指示を出したとか。アメリカでは、1974年にフォローアップのための研究グループが創設されたのですが、日本はやっぱり遅れていますね。ちゃんとやってくれって感じです。


今回、林さんのお話を聞いて、一度大きな病気をしていると、保険に加入するのは大変難しいことがよくわかりました。以前、治療終了後5年経っていたら保険に入れると聞いたことがあるのですが、ちょっと甘かったようです。小児科医は、治療後5年経てば大丈夫だと声を上げているのだけれど、保険会社が首を縦に振らないのだそうです。


このハートリンク共済は、小児がん経験者の家族自らが求めてできあがりました。それゆえこの共済は信頼できるものだと思います。

骨髄バンクもそうですが、先人の方ががんばって立ち上げてくださったおかげで、あとに続く私たちが恩恵を受けられます。本当にありがたいことです。感謝、感謝です。


病気が治ったら、今度は生きていかなればなりません。再発しなくても、ケガをしたり、他の病気にかかる可能性は、一般の人と同じようにあります。だから、一般の人が万一に備えて保険に加入する様に、小児がん経験者にとっても、保険は安心して生きていくためには必要なのです。


ゆかっちもあと8年したら、私の生命保険の子ども特約が使えなくなります。入りたいな、ハートリンク共済。でも、再生不良性貧血は、小児がんではないので入れないな、残念…。と思っていたら、再生不良性貧血の人でも移植したら加入できるそうです。

やった~チョキ

加入できるかどうかはケースバイケースだそうですので、どうかなと思ったら問い合わせてくださいとのことでした。


将来の安心材料がひとつできて、よかったです。

講演会が終わってから、患者会に入会して帰ってきました。もっと早く入ればよかったな。