★☆ハートリンク共済②☆★


ハートリンク共済は、生命保険ではなく共済なので加入者の制限があります。


本人プランは、

・小児がん経験者で、治療終了後7年が経過して現在健康な人

・15歳以上60歳未満の人


家族プランは、

・小児がん経験者の家族

・小児がん関連の医療従事者

・小児がん関連のボランティア

・18歳以上69歳未満        となっています。


小児がんの治療は終了していても、投薬中の人は加入できません。例えば、高脂血症、アトピー性皮膚炎、ホルモン剤などです。また、義手、義足、義眼、人工膀胱などを使用している人もだめです。事故の確率が高いからだそうです。


ハートリンク共済事務局長の林さんは、「治療はすんでいるのだから、こういった人達もハートリンク共済に加入させてあげたいのだけれど」と再保険会社に交渉しているのですが、「リスクが高くなるので、事業としては難しい。」との回答だったそうです。

ハートリンク共済の加入条件を拡大するためには、1,000人の加入者が必要だそうです。加入者が1,000人を越えると、再保険会社が新しい商品を検討してくれるのだそうです。この1,000人という数字には、家族プランの加入者も含まれます。家族プランに加入することが本人プランの充実につながるのですね。


本人プランの給付金は、1回の入院につき60日まで、最大180日もらえます。日額は5,000円。

待機期間は、3ヶ月です。他の保険が6ヶ月~1年なので、大変良心的だと思います。


ハートリンク共済は事業なので収益が出ますが、それは今後の小児がんの研究に役立てたいとおっしゃっていました。加入することで、加入者が保障を受けることができ、さらに小児がん研究のためにも役に立てるとは、まさに一石二鳥、素晴らしいことですね。


~つづく~