☆血液について☆


 血液の成分は、血漿と血球です。

 血漿は肝臓で、血球は骨の真ん中にある骨髄という部分で作られています。


 血漿は、血液の約半分を占め、液体です。

 もう半分の血球は固体で、赤血球、白血球、血小板の3種類です。


・赤血球-真ん中がへこんだ円盤のような形をしています。

       肺から酸素を取り込み、体中に酸素を補給します。

       寿命は、約120日。

       貧血の指標となるのは赤血球の中にあるヘモグロビン(HGB)

       ヘモグロビンの正常値:11.2~14.0


・白血球-細菌などの外菌から体を守る役割をしています。

   |   アメーバのように、決まった形はありません。

   │   数種類のタイプがあります。

   │   正常値:3,600~10,000

   │     

   ├-顆粒球 ┬-好中球-ばいきいんを退治します

   │       │          正常値:白血球の46~62%

│       │ 数値が250以下になったら

   │       │        ガウン(※)になります

   │       ├-好酸球-アレルギー反応に関わります。

   │       │           正常値:白血球の3~5%

   │       └-好塩基球-アレルギー反応に関わります。               

   │

   ├-リンパ球-免疫に関わってるので、病気への抵抗力を

   │           発揮します。

   │           正常値:白血球の30~40%

   └-単球-ウィスルを退治します。

   

・血小板-血を止める働きをします。

       寿命は、3~10日。

       正常値:189,000~448,000


・網赤血球-赤血球の元になるもの。

         1~2日後に赤血球になります。

         赤血球が作られているかどうかの指標になります。

         正常値:7.0~20.0

         

※ガウン-入院時に、顆粒球が250以下になったとき、

        いろいろと制限のある状態を言います。

       免疫力が弱くなっていて、大変感染しやすい状態なので、

        病室から出ることはできません。

        だからとても退屈です。テレビの見過ぎに注意です。

       室内には、空気清浄機を設置します。

       食事は、火の通った物のみOKです。       

       付添人の入室時には、手洗いとマスクを着用します。

       ガウンの病室には、赤いマークが付きます。

       

       例)白血球が3,600のとき、顆粒球が50%とすると、

         その数は1,800ですから、

         顆粒球が250というのは正常時の約14%、

         かなり低いということがわかりますね。

       

       K大病院では、ガウンと言っていましたが、

       他の病院ではまた違う言い方かもしれません。