雲南市創作市民演劇2024
『永井隆物語』
2ステージ、無事終演となりました。
2021年、無念の無観客公演から一転。
満員のお客様の中で公演が出来る事がこんなに嬉しいことなのだと改めて実感する公演でした。
参加してくれた皆様
公演を観に来てくださった皆様。
応援してくださった皆様。
興味を持ってくださった皆様。
全員に深く御礼申し上げたいと思います。
本当に、ありがとうございました!!
写真は1日目・2日目両日の記念撮影ショット✨
こんにちは!うらです!
あっという間に本番直前🫢
「もう」という気持ちと「やっと」という気持ちと両方あります。ですがやはり、こんなに素敵な舞台をようやく皆様に観て頂くことができる。楽しんでもらいたい。そう強く思います。
この一週間は、通しをしながら各シーンのより丁寧につくっていっていました!
本番直前となってくると、とてもバタバタします。みんなで合わせて稽古することはもちろんですが、空いた時間に自主練を行う人の姿も。
それぞれがベストを尽くせるよう、最後までブラッシュアップを続けます。
「これは、私の家族の記録です。」
博士が遺された言葉と共に、物語が紡がれていきます。史実に基づいて、実際にあったことも、あったかもしれないことも。
この物語の中で、みなさんは一人の生涯から、戦争や平和、家族、愛、色々なものに触れると思います。伝えたいことはもちろんありますが、皆様自身が触れて、感じて、考えるきっかけになれればと思っております。
この一週間は、これまで以上に濃い稽古だったように思います。本番がもうすぐそこだという緊張感は、どこか重い雰囲気をもっています。
私はこの雰囲気、嫌いじゃありません。みんながとても真剣だからこそ生じるものだと思うからです。緊張も不安も全部感じて、それ以上にこれまでやってきたことを信じて、精一杯やりきりたいと思います。
本番の日は舞台自体はもちろん、それに伴うちょっとした企画や、グッズの販売などもあります!
せっかくの機会ですから、是非楽しみ尽くしてください‼︎
最後に。
たくさんの皆様と出会えますように。
無事に本番が終えられますように。
全ての皆様が、幸せでありますように。
それでは、舞台でお会いしましょう。
雲南市創作市民演劇『永井隆物語』
本番まで、あと2日。
明後日の夕方にはもう初日の幕が開いているのですね。
ここまでくると、本番に向けて最後の調整段階です。
ただ、ここが結構難しいところで、1つ修正するとまた違うところの修正が必要になる…といったことの繰り返しだったりします。
もちろん演出の亀尾さんからもいろいろな指示が出ますが、メンバーもそれぞれに解決方法を考えたりもしています。
こういった「話し合い」の時間というのはすごく貴重で大切なもののように感じます。
良い公演にするために、詰めて詰めて…おかしいと思う場所は必ず伝える。
言葉にするのは簡単ですが、実際に行うとなると難しいところです。
市民劇というたくさんの人が参加する中で上手く回るのも、参加したメンバーがそれぞれの役割を感じ、実践しているからではないかと思います。
雲南市民劇は街づくり・人づくり。
それを深く感じた2月24日の稽古でした。
さぁ、本番。
いっちょ気張りましょうで!
さかっちでした。
ーーー
チケット好評発売中!
4月27日:まだもう少しお席にゆとりがございます
4月28日:残席のこりわずか
ご予約はコチラから↓
正直に言えば、永井隆博士のことは平成16年に三刀屋高校に赴任するまで知りませんでした。 “永井隆平和賞”や“永井隆記念館”などを通じてお名前を知ったところが始まりです。
それからだんだんと今の雲南市三刀屋町でお生まれになったこと、長崎で被爆されたこと、平和に対して強い想いを持って執筆活動をなさっていたことなどを知り、いつか永井博士のお芝居を作りたいと思っていました。それが実現したのが雲南市創作市民演劇2014『Takashi』です。
今でも『Takashi』のことはよく思い返します。
それまで私は「お芝居というのは楽しく作るもの」という想いでやってきましたが、博士の人生や体験、残された言葉の重みを考えてみた時に、決して楽しいだけで書けるものではないと強く感じました。今という時代に博士の言葉とどう向き合えばお芝居に出来るのかずいぶん考えましたし、当時のメンバーと稽古場で話をしたのも覚えています。
その時によく話題に出たんですが、この2014年というのは当時の政権が“集団的自衛権”を閣議決定し、自衛隊を戦地に派遣することを認めた年なんですね。私にとっても衝撃的で、これまでどこか遠くにあると思っていた戦争が、一歩自分に近づいてきた感覚になりました。皆で改めて憲法や平和というものを考え、向き合い、話し合ったことで生まれたのが2014年の『Takashi』だったと思います。
7年の月日が流れて2021年、改めて永井博士の物語を書くことが決まったときに感じたのは、前作では永井博士の家族にあまり触れていなかったということでした。2014年は先ほども述べた通り平和というものを中心に、国と国とのことに重きを置いていましたが、2021年は人と人とのつながりや自分と最も近い隣人である家族への愛を書こうと思いタイトルも『永井隆物語』としました。
その2021年の『永井隆物語』は新型コロナウイルスの影響で残念ながら無観客公演に。
2020年の『花みちみちて街』の公演中止から2年連続でコロナによる影響が出てしまいました。これまでやってきたことがこんなにも簡単になくなってしまうんだと感じましたし、もうお芝居は出来ないのではないかと思ったこともあります。
あれからさらに3年が経ち、こうやってまた雲南市創作市民演劇として活動が出来るようになり、新しいメンバーも集まってくれるようになりました。それはとても嬉しいことですが、これまで市民劇に参加してくれていた方や、以前舞台を見に来てくれていた方などの“途切れてしまった繋がり”はこれからまた結びなおしていく段階だと思っています。2024年の『永井隆物語』はまだ完成まで至ってはいませんが、そういった人と人との繋がりというのをより意識した作品になっていると思います。
今思えばコロナも悪い面ばかりではありませんでした。オンライン配信といった新しい楽しみ方や表現方法も普及したと思いますし、それによって新しく繋がった人も多いと思います。
ですが演劇はやはり生ものです。舞台上で演じるキャスト、全体を支えるスタッフ、そしてお客さん、皆が繋がることで生まれる面白さがあります。劇場まで足をお運びいただき、その面白さを感じていただけたら幸いです。
こんにちは!ひろさんです。いよいよ公演が近づいてきました。
みんなのブログを読んでいたら、私も書きたいことが出てきて、久しぶりに書かせてもらうことにしました♪
さて、あれから10年です。
いつから? って、
雲南市民演劇が初めて永井隆博士の演劇に取り組んでからです。
最初の時のタイトルは『Takashi』
10年前の今ごろは、ちょうど『Takashi』の参加者募集をしていた頃かな、と。
あの頃を思い返すといろいろ懐かしいのですが、最初は亀尾先生から永井博士の文章をいくつか渡されて、みんなで読むところから始まった記憶があります。戦争のこと、平和のこと、原子力のこと・・・大きなことと向き合い、本当にたくさん話し合って生み出された作品でした。市民演劇での雲南公演・益田公演、ケーブルテレビでの放送だけでなく、亀尾先生とともに、若手演出家コンクールで下北沢へ、三刀屋高校や三刀屋高校掛合分校など、高校演劇でも上演されました。
そうやって、いろいろな公演が重ねられて5年ほど経った頃でしょうか、町の中でちょっとした変化を感じました。私は雲南市内の小学校でダンス・表現運動の講師をしていて、学習発表会に関わることが多いのですが、「Takashi」を作っていた頃は雲南市内の三刀屋町以外で永井博士のことを話しても知っている方が少なく、三刀屋町の小学校以外で永井博士について発表するのを見なかったのが、木次町や加茂町といった他の町の小学校でも平和教育の中で学び、学習発表会で取り組むことが出てきたのです。発表会に向けて、先生方から「今年の6年生は永井博士のことをしたくて」と相談を受け、市民劇で使っている音楽を使って表現を作ることができました。(作曲者のLiLica*さんや演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会のご快諾、ありがとうございます!)
そんなこともあり、”三刀屋の永井隆博士”から”雲南の永井隆博士”へ、じわじわと根っこが広がっていくのを感じた10年でした。
そして今、『永井隆物語』に取り組みながら、とても嬉しく思っているのが、島根大学の学生さんをはじめとした若い人たちの参加です。演劇が好きで、演劇がしたくて、演劇を学びたくてチェリヴァホールへと通って来る彼ら彼女らは、雲南市外・島根県外出身の子も多いです。
「そのことがどんなよかことの種になるのか、わかりませんけんの〜」
というのは、劇中で私が一番好きな台詞なのですが、『Takashi』を種にこの10年いろいろな「よかこと」があったように、この『永井隆物語』もこの先10年の「よかことの種」になるのだと思っています。
劇場でご一緒する観客の皆さんもまた「よかことの種」
たくさんの皆さんと「よかことの種」になりたいな^^
チェリヴァホールでお待ちしています!!
こんにちは。ご無沙汰しております最近並々ならぬ感謝をみなさまに感じております、ちーちゃんです。
芝桜もとうに散り本当に芝となってしまった今日この頃ですが、皆さまお体の調子は大丈夫ですか? 自分は案の定でしたが、やっとこさ復活しました。ご自愛ご自愛。
それはさておき、本番直前の稽古の様子をお伝えします。この頃の雰囲気はなんと例えて良いものか、一人一人が研磨に研磨を重ねている状況です。
舞台で永井隆を中心として演技の練習をし、
それを壇上から見つめるアドバイスをし合う役者同士、
飛び交う裏方さんの声、
変わり続ける照明の明かりや音楽、一つ一つがぴったりとはまったときはとても興奮します。
様々な人に支えられ舞台に関われる。本番が近づくにつれ感謝の気持ちが強まっていきます。まだ終わっていないのに、舞台に立ちたいし関わりたいとも。
私はひとりの役者です。言えることは今は一つです。ぜひ、お越しください。
本番まで残り1週間となってしまいました。
今回は、事務局が製作した通し稽古動画をダイジェストで公開いたします!
少しでも舞台の雰囲気が伝われば嬉しいです✨
2024.3/31
まだ満開に桜が咲いているのに
カエルの鳴き声が聞こえる🐸
という面白い県にきたたまご🥚です。
今回も宜しくお願い致します。
今年度最後の稽古日でした💪🏽
朝から多くの仲間が集まり、それぞれが発声練習を行ったあと、本作品にまつわる様々なテーマについてディスカッションをしました。一人ひとりが考える日常の在り方や当時との比較、情報過多のこの現代にどうすべきか。
印象に残ったのは出演者の中で御長老👺の言葉で「昔は衣食住さえ充分ではなかった。生活するのに必死だったからあれこれ考える時間がなかった。」と、、、。
生活の質が変化し、国が豊かになっていく感覚のなかで、平和とはなにか、幸せとはなにかを定義するのはとても難しいことかもしれません。
ですから、演劇では身近に感じてもらえるようしっかり稽古に励んで伝えることができればと思います🕊️
木次の桜まつり🌸を楽しみながらお昼を食べ、
午後の稽古が始まりました。久々の稽古で浮き足立っていた私は台本を読み、これならいけると思って稽古に参加したのですが、主役の熱量に押され、雰囲気に飲み込まれ、一瞬で頭が真っ白になりました。
特に、会話のシーンです。
いま思い出してもゾワッとする程、人の持つエネルギーにやられたと感じています。改めて気を引き締めようと思ってもスイッチがかからないそんな状態でした。
あれは誰が観ててもわかるぐらいのテンパりようでしたね笑😆
日曜日ということもあり、少し早めに稽古は終わりましたが、疲労感たっぷり。それぞれの更なる課題を見つけ明日に向かって帰路に着くのでした、、、。