昨日までの2日間、福島訪問をしてまいりました。
震災後、いち早く復興の手はつけられたのは、岩手・宮城両県ですが、原発事故の影響で、福島の復興は遅れているのです。
福島原発の事故は間違いなく人災でもあり、周辺地域への影響の大きさは余りにも大きく、故郷を捨てなくてはならない方々と出会いました。
塩屋崎灯台近隣の海辺の町は、地震と共にあの津波の被害をもろに受け跡形もない姿をさらけ出しているのです。
そしてその後の復興は今でも進んでおりません。
そして小名浜に立ち寄ると活気が戻ってきているのです。
港には、魚介類がたくさん入荷されていて、その場で食べるバーベキューは豪快そのものでした。
特に風評被害で地元の野菜を初め、農作物や海産物にも影響を与え、
福島経済は壊滅的打撃を受けています。
前日に二本松を訪問、二本松城にはじめて訪れるチャンスに恵まれました。
再建された箕輪門の勇壮な雰囲気は当時を思い出させてくれる雰囲気がありました。
洗心亭という茶室近辺の雰囲気はまるで京都にいるような雰囲気、池の配置とそこから流れだす水をたくみに生かした滝の造形は日本庭園の粋を集めた素晴らしさがありました。
ぜひ一度訪問をしていただきたい町とおススメいたします。
今月3・4・5日の3日間にわたり、二本松ちょうちん祭りが開催されます。
秋田の竿灯祭りに匹敵する豪快なお祭りで一見の価値ありです。
また、二本松城内で開催される菊人形祭りも準備が進んでいました。
宿泊は岳温泉に、泉質のすばらしさは草津の湯にも負けない泉質を誇っているのです。
しかしながら、訪れる観光客が減少、立ち行かなくなった旅館がいくつかある姿はとても寂しい思いが致しました。
地方が活力のある町になってこそ震災を乗り越えた地域の復活になるのではないでしょうか?
単なる旅をするだけでなく、地域の文化や歴史に触れ合うことで、その地域の豊かさを知ることも出来ます。
行政のあり方を考える良い機会となりました。
また訪れてみたい県・福島でした。