3.11地震の時、我が家は被害がほとんどなかったんですよ。
ゆれたけど、耐えられる程度。
食器も、割れたの1個だけ。
しかも景品でもらった安い皿だったから惜しくはなかったので被害ゼロに近い。
日ごろから、「宮城県沖」が99%来るって言われていて、みんな頭のどこかで覚悟はしていたのね。
で、揺れがおさまって最初に思ったのは、この程度なら、宮城県沖地震じゃないよな~ってことだった。それくらい、揺れ自体はたいしたことなかったのです。
あとで聞いたら、息子の中学の理科の先生も、地震直後に「こんなのは宮城県沖地震ではないな」と言ったそうな。
その一方で、同じ仙台で揺れがすごかったと言っている人たちも多くいて、「なにが違うんだろう?地盤かな?建物の基礎かな?」と不思議に思っていました。
それもあるんでしょうけれど、もうひとつわかったことがあります。
先日、高層階のビルやマンションにいた人の体験談を、たまたま続けて伺うことがありました。
「床が抜けて、ビルが崩れて圧死するかと思った。」←9階にいたひと
「死ぬのが先か、世界が終るのが先かと思った。」←11階にいたひと
などと、みなさん死を覚悟したとまで言っているのです。
「この調子ではきっと、このビルだけで100人は死んだだろうな。」と腹をくくったと言っていた人もいました。
結局、誰も死にこそしなかったものの部屋の中はめちゃめちゃ。棚という棚は倒れ、その中に入っていた食器なども壊れ、それで足を切ったりしたひとも。片づけにも大変な苦労をされたということでした。
最近知ったのですが、高層階では揺れが地上の3倍になるそうです。
ご参考まで。