アメリカでは 自然分娩(無痛含む)は出産後48時間以内に退院となるので 短い入院生活
セントルークルーズベルト病院では 帝王切開でも72時間以内に退院とのこと・・・
これは アメリカでも短いです!
出産方法にあまりこだわりのなかった私でも ”絶対に帝王切開はいやだ!”
と 考えが変わりました
また入院期間中に 産後の傷のケア、新生児のケア、出生届、新生児検診の予約など
やらなくてはならないことが山積しています
病院事情だけを見ると 産婦と新生児にまったくやさしくない国です
ということで ニューヨーク セントルークルーズベルト病院での入院生活についてメモ
しておきます まずは 産後ケア事情からー
分娩・入院する部屋について
セントルークルーズベルト病院は LDR完備なので 陣痛から分娩・出産後数時間までは
1つの部屋で済ませることになります もちろん個室で 夫も泊まることができました
出産後 数時間の休息ののち 入院する部屋に移動しますが こちらは 2人部屋
リクライニングベッド&専用テレビ完備で室内にバスルームもあり わりと快適でした
希望すれば 母子同室で過ごせますし 疲れていればナーサリーで預かってくれます
ちなみに
セントルークルーズベルト病院には 個室(特別室)があり そちらも大人気なのですが
1泊800ドル近くしますし 保険も適用されません
たった2日の入院ですし 私たちは利用しませんでした
セキュリティについて
治安がよくなったと言われているニューヨークですが 子どもの誘拐はまだ多いらしく
入院病棟には セキュリティのスタッフが複数配置されていて びっくりしました
産後ケアについて
基本的に”自分のことは自分で”主義なので産後数時間で介助なしで動きます
これは短い入院なので 帰宅後に困らないようにとの 配慮なのかもしれません
さすがにLDRから入院する部屋までの移動は 車椅子で介助してくれましたが
ということで 産後の傷の手当は看護婦さんに習いながらすべて自分で行うことになります
私は要領が悪いので 赤ちゃんのお世話と自分のケアで時間がかかり
出産した日から退院する日まで ほぼ1睡もできず 疲れてしまいました
退院について
産婦人科医にチェックしてもらい OKが出てからの退院となります
が、そのチェックも特に内診で傷や出血量を確認するでもなく
問診で”どう?大丈夫?”程度のものでした
何を根拠にOKというのかがわかりませんが・・・顔色ぐらい??
日本人は 大丈夫じゃなくても ”大丈夫です”と言いがちなので
具合が悪い時は きちんと主張しなきゃですね
おまけ;シビアなアメリカを目撃・・・してしまいました
退院する日 同室の人が医師から強制退院されそうになりました
早朝から医師が直接”出て行くように”と告げに来た挙句 その医師の指示で
朝ごはんも抜きという あからさまな待遇
どうやら 医療費が支払えない人だったようです
メディケイド(低所得者層の公的医療補助)の人たちのための病室(6人部屋)ではなく
なぜか一般入院病棟(2人部屋)にいることも問題だったのかも?
気のきく看護婦さんが”私が何とかしてあげるわ”と病院のソーシャルワーカーを呼び
通常通り退院できることになったようですが(朝ごはんも出されてました)
医療費が支払ない人に対する医師のあからさまな対応にも 驚きましたが
ソーシャルワーカーとしおらしく対面した後
安心していびきをかきながら昼寝を始めた 出産は5人目という彼女にも
驚いたデキゴトでした