2週間前のド敗退の後、何故登れなかったのか熟考を重ねた。
今まで見てきた数々のクライマーにあって、自分に欠けていたものは何か?
考え抜いて一つの答えにたどり着いた。
それは、可愛い女の子だ!
という訳で、なんとか可愛い女の子を連れて行かねばならなくなった訳だが、候補者がいない。
バーバリアンを連れて行っても意味ないし。
いやもちろん、花も恥じらう美貌の持ち主という点に関しては異論を唱える気はないが、やはり27歳とはいえ17回目ともなると、女の‘子’とは呼べまい。
う~ん。
あ、一人いた!
この際既婚者であってもよかろう!
早速モロ君に電話して、のぞミンもろとも小川山へ。
ウキウキ。
前回登れなかった『寒気』初段だったが、この日は一発。
コンディションが良く、全くすべる気せず。
女の子が見てるとフリクションUpするなぁ。
モロ君がスタートの左カチで悶絶しているので、裏面を探索。
7級が2本あったが、右下から左上に繋げられそうなライン発見。
とにかくホールドがガビガビで痛い。
ムーブを少し練習してたら、のぞミンが見学しに来たので繋げ2回目で完登。
女の子が見てると痛さが麻痺するなぁ。
初登かどうかは不明だが、Google先生も知らないようなので課題名は『長閑』(仮)としておく。
グレードは悩ましいが、さっき登った『寒気』よりは大分力を振り絞ったので、初段位はあるかなと思う。
下地もフラットで乾いており、上部は7級なので、トライしやすい課題だと思う。
『寒気』はかなり良い課題だと思うので、セットでこちらもどーぞ。
モロ君の左手が悲鳴を上げたので移動。
これまた前回できなかった『夜行性』2段へ。
こちらも今回はのぞミンがいたので一発。
女の子が見てるとマントルスキルUpするなぁ。
で、マントルを返して、ふと思う。
2週前Y田部君に、「上部のスラブは枯葉も積もっているし、危ないからトップアウトはやめたほうが良いんじゃない?マントル返すまでが2段だし。」と言ったら降りてきたんだよな。
ここで俺がトップアウトして、「あれ?君トップアウトしてないの?岩はトップアウトするのが普通だよ。残念だけど完登にならないね。そもそも上部のスラブが2段だし。」とか言えば、たとえ一部虚言であったとしても、俺の方が先に登ったことになるじゃん!
ってことで、モジモジしながらトップアウトしておく。
知能犯だな~。
モロ君が下の振られに耐えていたので、『時間割』3級をしに移動したのぞミンを追って時間岩へ。
のぞミンのオシリを触るスポットをするつもりだったが、オシリを触りにスポットしに来ただけだと不自然なので、以前スタートできなかった『時間旅行』1級をやってみる。
1手目どりにややてこずったが、止まったら登れた。
右上のガバカチから始めてる動画があるけど、黒本だと下のカチからライン引いてあるし、そもそも上のカチ届かないし、ここがスタートだと思うんだがどうだろう?。
マントルは結構怖かった。
のぞミンのオシリを触ろうスポットをしようとウキウキして行ったら、その気配を察したのか、すぐ移動してしまった。
ムムム。
モロ君は繋げるとよれてマントルが返せないらしく、移動。
ムーブ固まったみたいなので、次回マントルの練習をすれば登れそう。
で、のぞミンもトライできそうな課題のある、ヴィクターへ。
のぞミンは『コンケーブ』3級、モロ君は『ヴィクター』1級をやるとのこと。
せっかくなので、『the two monks』2段の動画を撮るために登っておく。
前回登った時(14年前)は、ピンチが持てなくて左面の窪みを抑えたが、今回は普通にピンチで登れた。
女の子が見てるとピンチ力Upするなぁ。
モロ君が左端でピョンピョンしてたので、一緒にやってみる。
これも前はランジが止まらず、右手を残して登ったが、今回はダブルダイノで止められた。
やっぱり女の子が見てるとジャンプ力Upするなぁ。
『ランページ』を見に行ったら、f皮くんの友達の㌧吉君ことO田君を発見。
久しぶりすぎて苗字忘れててすいません。
聞けば2児の父になったとのこと。
お互い責任ある立場になったなぁ、と感慨深い。
ただ、ランページは2児の父がやる課題じゃない気がしなくもない。
昨晩は女の子と外!って考えて2時間くらいしか眠れなかったので、睡魔に襲われる。
可愛い寝顔アピールも兼ねてお昼寝。
布団代わりにお風呂マットを乗っけてワイルドさも加味して完璧。
歓声と悲鳴を聞きながら暫くウトウト。
モロ君も大分カチとピンチで消耗したらしく、撤退。
のぞミンも登れなかったようだ。
『コンケーブ』はかなり登りにくい3級だから、慣れていないのぞミンには厳しかったか。
最後に2年ぶりに『ペラニーク』2段へ。
相変わらずの足の悪さで、今回も中間ポッケに手を出す時に右足が滑って落下。
強烈な雷庵アッパーを食らいそうになったが、昨晩井上vsパヤノ戦を見ていた俺に死角はなかった。
華麗なスウェーで躱すと、返す刀で完登。
俺じゃなきゃ茂吉みたいになってたな。
女の子が見てると…見てないし。
裏の5級やってるし。
これ見てたら、完全に俺の虜になっていたろうに。
無念。
『ペラニーク』はT中君が悪い2段だと書いていた通り、難しかった。
特に中間部の一本指ポッケに意識を向けすぎると、もれなく足元がヤムチャになるため、意識の配分がキモだと思う。
ポッケも浅くて、爪の半分くらいしか入らないし。
指に自信がない人はやらない方がいいと思う。
モロ君は『縦ダイク』初段のリップ手前の縦カチまで取れていたが、ヨレすぎて完登ならず。
次来たら『夜行性』と『縦ダイク』はいけるでしょう。
今回わかったが、やっぱり俺にはキャッキャウフフ要素が必要だな。
UBUに白い目で見られそうだが。
これからは積極的にジムで女の子に話しかけるぞ!