今日、11月5日はGuy Fawkes(ガイ・フォークス)といって、花火を上げる日です。
これって、お祭りなんですかね(解釈が難しい…
ニュージーでは、花火はいつでも買えません。というか売ってません。
花火の販売は、10月27日から11月5日の10日間のみ。
14歳以下の子どもに販売することは禁止されており、違反した場合は、
$500,000(日本円で3300万円ぐらい)以下の罰金が課されます。
で、ガイ・フォークスって一体、なんなんでしょう
ご説明いたします。
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14、5世紀のイギリスでは、キング・ジェームス1世の下、カトリック教徒が長く迫害を受けていました。
そこで、この迫害をなくすためには、手荒い手段が不可避、と考えた12人が徒党を組んで、
カトリック教徒を苦しめる王、王子、並びに国会議員たちの抹殺をもくろみ、
膨大な量の火薬を国会議事堂の地下に仕掛け、爆破しようとたくらみました。
しかし、計画を進めるうちに、関係のない人たちを巻き込んでしまうことを気にするメンバーが…。
あるメンバーが、友達であるMonteagle上院議員に
11月5日は国会議事堂には近ずかないようにと警告する手紙を匿名で送りました。
この議員が、その手紙を王とその警護に知らせ、彼等が議事堂の地下に押し入り、
36個の酒樽いっぱいの火薬と、その番をしていたガイ・フォークスを発見したのです。
ガイは、もちろん取り押さえられ、その後、拷問のような尋問を受けます。
裁判の結果、下された刑は、生きたままはらわたをえぐられるというもの。
(メル・ギブソンの映画、ブレイブハートの最後に出てきたシーンですね。)
ガイは、この苦痛を逃れるために、刑が執行されるはずであった高台から飛び降り自殺しました。
この策略が失敗した1605年11月5日。
王の無事を祝う大掛かりなかがり火が、発見した火薬を使って行われました。
それから、11月5日はかがり火祭りとして毎年行われ、
古布で作った、ガイ・フォークスをかたどった人形をかがり火で燃やすようになりました。
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元は、かがり火だったものが、花火の普及と共に、花火に代わっていったんですかね…
悪の象徴として死んでいったガイ・フォークスですが、今では、夏を迎える風物詩として名をはせる、
皮肉ですね。
打ち上げ花火の音と、消防車や救急車のサイレンで、妙に賑やかなガイ・フォークスの夜。
今夜はまた、眠れない夜になりそうです。
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