今回の夏休みの自由研究のテーマ『逆上がり大作戦』


実はボクにとっては『体育の先生』として『まとめ』的な事柄を我が子を通して実践したわけで、それを我が子の自由研究にあてるのはいかがなもんか??
ましてやブログ記事にして世の中に発信するのもどうかな??と悩みました。
しかし、もしこの記事を見た誰かが参考になり、少しでもお役に立てば、頑張った我が子たちも意味のあるものになるかな?と思い公開しました。

よく思われがちなのは、
「先生のお子さんだったら運動すごく出来るんでしょ??」という事。
「先生のお子さんはうらやましいですね。」(運動をお父さんに教えてもらえるから?かな)

実はそんなことなくはなく、すごく普通です。
とりわけ秀でた所もなく、徒競争なんか最下位です。※失礼・・・。

体育の先生の子どもだから出来るようになるのは当たり前!!ではないです。
学校の先生の子供だから勉強が出来る訳でもない。

もっと言えば、アスリートの子供は、将来みんなアスリート!!と決まっている訳ではない。
親の意思が全て子供に通じているとは限りません。
親子は『コピー』ではないからです。

僕の場合、確かに教える事に関して教育関係以外の人よりも慣れているし、お家に鉄棒がある等、環境に優れているのは確かです。
その点はお子様達とのレッスンのなかで学んだことが我が子にも役立ったので、これまで携わった子供たちや保護者の方々に感謝致します。


正直、自分の子よりも『他人のお子様』ばかりに目や気をかけてきました。
家に帰ってきたお父さんは結構ヘトヘトだったりします・・・。
妻に任せっきりで父親として出来る事を見失ってしまう時もありました。
過去には『心、家庭にあらず・・・。もう疲れた・・・。』という時期もありました・・・。
欠点だらけの僕ですが、
今年は子供たちと過ごす時間が増える夏休み期間に、何か意味のあるものにしたいな!!と考えたました。

別に逆上がりじゃなくても良かったのです。もっと身近な事、『毎日ラジオ体操に行く』でも良いし、『毎日漢字を一つ覚える』でも良かったかもしれません。
ただ、何かやらなきゃいけないからやる!という自由研究にはしたくなかったのです。

我が家は、たまたまの想いつきで逆上がりに挑戦になりましたが、
『どういう道程で行ったら有意義な夏休みの研究になるのか?』
『自発的に取り組む意欲につなげるには?』※ご褒美なしで・・・。
など考えました。 


挑戦して良かった事は、
・若干、尊敬された。
(子どもが出来ない事を父親が魅せることで『父さん、すごい!』と思われた。)

・精神発達が促された。気がする。
(まだできない!!という所から始めたので出来ない悔しさ、自分の体で考えて実践する大切さ、出来た時の喜びなど)

・同じ我が子、兄弟でも全然違うな!!と実感した。
(運動全般、取り組む姿勢、意欲など)

・やらされている感が完全に消え、純真に頑張りスイッチが入った。
純粋に出来るようになりたい!!という気持ちが芽生えた事

『逆上がりが出来るようになったこと』以外にたくさん良かった事があります。

そして、何か子供たちに壁が立ちはだかったときに、
『あの時、一緒に練習した逆上がりの時、全然できなかったけど、少しづつ頑張ってあきらめず練習したら、出来るようになったじゃないか!!』と5年後、10年後に振りかえって欲しい。

今回の事がどれだけ子供たちに伝わったかどうかは分かりませんが、いつも言っていること、

『運動大好き!!スポーツ大好き!!で何でも挑戦できる子供に育てたい!!』
という願いがもし我が子に少しでも伝わったのなら嬉しい。


『逆上がりに挑戦!!the movie』
※練習の様子を動画で撮っていたので、編集してみました。興味のある方はご覧下さい。
注!!ポップなBGMが流れますので、音声にお気を付け下さい。



できないことから逃れるよりも
小さな目標を持ち、あきらめず続けることで、
少しずつ少しずつ、出来る事が増えてくる。
出来て楽しいと思う事が『やる気』になる
嬉しい気持ちが『自信』になる!!


今回の逆上がり大作戦~自由研究~は今日でおしまいです。
全7回にわたりくどくどと更新してきましたが、ご拝読頂いた皆さま、ありがとうございました。
このブログを見て下さった方々に少しでも何か感じる事があったら嬉しいです。


これからも『運動ネタ』および、どうでもいい『私ごとネタ』を随時更新してまいりますので今後とも宜しくお願い致します!!



~追伸~
我が子も逆上がりが出来るようになりたい。と思ってこのブログを見ても、『さっぱり参考にならなかったわっ』と思う事もあるかと思います。

それは、

という事です。

目先の結果ばかりに捉われず、自分のお子さんの体力や発達段階に合った運動を楽しく長く続けることが親子で楽しく運動するポイントだと思います。時には親子で目標を持ち、一緒に考え、挑戦する事は親子のコミュニケーションをとる絶好の機会だと思います。


~おしまい~