今日は1歳半から3歳ぐらいのお子様の
バランス感覚遊びの紹介です。
バランス感覚とは、
身体のバランスを整える感覚。
つまり、自分の身体の傾きを感じて身体の上下、左右の向きや動きの速さを調整する感覚です。
平衡感覚とも言います。
バランス感覚は脳の中枢神経の発達によるもので、
色々な運動能力が相互に関連しています。
バランス感覚遊びを平衡感覚を養う事によって、
さまざまな場面で役立つ事がたくさんあります。
大まかにあげると、
・鬼ごっこで態勢を崩しても転ばずに逃げられる
・自転車や一輪車の習得スピードの向上。
高度な操作や繊細な運転も可能になります。
・スキーやスケートの技術向上。(スケボーも)
つまり幼少時からしっかりとバランス感覚を養うと、
運動・スポーツをしている時、あるいは学校体育の場で
『カッコ良い動き』が出来るようになります。
日常生活でも、
・めまいや立ちくらみによる転倒防止。
・雪道で転びそうになっても態勢を立てなおす事ができる。
など、生涯においても健康的な生活を送るのに欠かせない能力です。
さらに詳しく、スポーツ医学的に知りたい方は↓を参照ください。
平衡感覚とは
ご自宅で出来るバランス運動↓
畳のヘリの線路歩き(畳があればいつでもできます。)
左右の足を真っ直ぐ交互に出せればGOOD!
『落ちない様に、落ちない様に・・・』
カニ歩きや後ろ歩きもやってみよう。
畳がなければ、フローリングの継ぎ目、カーペットの模様目でもOKです。
工夫すればどこでも出来そうですね。
次、
縄の上歩き。
線路に見たてて
『落ちない様に、落ちない様に』
縄がなければ紐でも何でもOKです。
畳よりも幅が狭いので、ゆっくり脱線しない様に歩きましょう。
バリエーションとしてカニさん歩き、後ろ向き歩きなどもいいでしょう。
床など平らなところをバランスを崩さず歩けるようになると、
次は平均台!!と言いたいたいところですが、
普通はご自宅にはありませんし、お店にも売っていません。
ご自宅でさらにバランス感覚を身に付けたい方は、
こちら
ホームセンターの資材コーナーに大抵あります。
安くてきれいな木材でも、一本数百円~です。
ワンバイ材 【約19×89×910mm】[1×4]
※購入の際の注意点<
なるべく真っすぐで反りがない板を選んで購入しましょう。
※使う前の注意点
紙やすり等で、木のザラザラを擦ってから使いましょう。
特に角は尖っていたり、ササクレているので、
やすりで角を削る事をお勧めします。
木材1本橋歩き
高さは1.9mm
たったこれだけでも感覚は全然違います。
高さに慣れていない子には最適なバランス遊びですので1歳半ぐらいからの子におススメです。
この高さに慣れたら次はもう少し高さのある『角材』を使ってみます。
こちらの板もホームセンターで1500円程度で購入できます。
(怪我防止の為、木材の角は面取りしてあります。)
平均台に近づいてきました。
※こちらもなるべく反りがなく、真っすぐな木材を選びましょう。
表面と角のザラザラを削るのをお忘れなく。
この高さが歩けると、平均台を歩ける日は近い!!
さらに、その下に安定した物を置くと
狭く、少し高い所をバランスを崩さずに歩く。
高さも出て、まさに平均台です。
※注意点
落下防止のために手を繋いだり、身体を支えて歩きましょう。
特に1歳~2,3歳の時期の運動で重要なのは、
怖い・出来ないというマイナスイメージをつくらない事が大事です。
ご自宅での運動遊びは
楽しく無理なく、少しずつ、が大事です。
~注意事項~
・最初は必ず親がお見本を見せましょう。
・楽しくなさそうならすぐ辞める事。
・飽きたら(飽きる前に辞める方が懸命です)すぐ終了。
・小さい子は飽きやすい性質を持っている事が多いので、1、2回ですぐ飽きる事もあります。
興味を示さない場合や、やる気の無い場合はやめましょう。
遊びの中で、色々なモノを使って、
ご自宅での運動遊びが楽しく出来れば、
知らないうちにバランス感覚が身に付きます。
注)私は木材でモノを作るのが好きなので、木材が身近なのですが、
もし、日曜大工が好きなパパ、ママ、もしくはおじい様やってみたらどうでしょう?
この記事の動画バージョン記事もありますので、合わせてご覧ください!↓
子どものバランス感覚を養う!動画バージョンの記事はこちら
ユーチューブはこちら↓
子どものバランス感覚を養う!『平均台歩きができるまで』
運動大好き!!しょうたろう先生の体育あそびチャンネルより
※15秒ぐらいからポップな曲が流れますので音量にご注意ください。
次回は我が家の自作平均台を使った運動遊びをお伝え致します。
ごきげんよう、さようなら。ではまた。