無事12色の素晴らしき歌声たちと。の1月が終了した。
12ヶ月走りきれるか、いや走りきりたいと思える素敵な時間がそこにはあった。
アンダーグラフとしては、年始にみんなを驚かせる発表をしてからの初ライブだったから、ドキドキしていた。
リハーサルを何度も何度も重ね、音のグルーヴや、曲のアレンジの完成度は完璧に近いものに仕上がっていたが、見に来てくれるみんなが、やっぱりステージに阿佐がいないという事実に最初は戸惑うだろうなと思っていたから、それだけが心配だった。
当日も話したけどサポートでギターを弾いてくれている「アオキサトシ」って男についてここで少し紹介できたらと思っている。
サトシとの出会いは昨年の10月ぐらいだった。
当時、発表にもあったように阿佐からの申し出があった直後だったから、これからどうしたらいいか全く分からない状態の中、Franc Francのライブの時にサポートでピアノを弾いてくれたSunset Swishのピアノ石田順三の同級生のギタリストがいると聞き、「アオキサトシ」のブログを読んだ。
そのブログを読んだ時、一度会ってみたいなと思い順三や周りの友人にひきあわせてもらった。
順三もそうだしサトシも僕もみんな大阪府枚方市出身って事で、かなりの地元話に盛り上がった。
そしてギター一本と車だけを持って一人、あてもなくとにかく「東京で音楽がやりたい」と上京してきた話しや、
少しずつギターで仕事が出来始めたとき、アンプを運んでる最中に転び腕を骨折し、全ての仕事が無くなってしまった時期があったという話を、笑顔で話すのを聞いたり、アンダーグラフの共同生活の話をしたりする内に、
数時間の間で心が通うそんな感覚に陥った。
同じ故郷というのは凄いもんです。
そして阿佐が活動休止を正式に発表することが決まった後、サトシに電話し、
「アンダーグラフを助けてくれないか」と告げた。
正式メンバーの代役のような事を頼まれるのはサトシにとっても、とてもプレッシャーがかかる事だったと思うけど、事情を聞いてくれたサトシは、
「僕に出来る限り、精一杯アンダーグラフの今までの歴史と、そして今日からのアンダーグラフをサポートさせてもらいます!!」
って言ってくれた。
僕も中原も谷口も、これでライブが出来る、アンダーグラフを続けていけると心から実感したのはこの時だったんじゃないかな。
阿佐がステージにはいない寂しさは消える事はないだろうけど、サトシがステージにいてくれる事でメンバーが助けられた事は確かだと思う。
スケジュールの問題などで、サトシ以外のギタリストにサポートをお願いすることもあるかもしれないが、
現時点、24日のライブの内容、雰囲気にとても満足しているメンバーがいて楽屋には笑顔もあった。
2月3日にはファンクラブイベントもある。みんなに改めて紹介するよ。
アンダーグラフはキーボードのサポートのおなじみとおるさん、そしてサトシ、そして沢山のスタッフや応援してくれてる皆に支えられながら着実に前に進んでいることを報告したくて、
ここにこうやって書かせてもらいました。
春にはツアーもある。今新曲も作ってる。楽しみにしてな。
真戸原直人