春霞・めも

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性懲りもなく、根拠もなく、いつかまた会えるって思ってた
あなたのこと、もう思い出しもしないのなら
さよならの味も忘れて
始まりを夢見る、際限もなく

あ、この歌…懐かしいね。
もう誰の心にも住み着かないことにしてから
春は遠く霞み、ただ記憶を呼ぶ風
風がこれから始まる歌になる
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優しい君だから(独白)

テーマ:


君に僕の気持ちを聞いてほしい
君は優しい人だから、何も言わずに頷いてくれるのだろう

だけどそうしたら、また僕はその心を壊してしまうのかな
君に僕の弱さを全部預けてしまったら
僕は君のその優しさできっと駄目にしてしまう
君の心も僕の心も駄目にしてしまう

人間の底知れぬ弱さを君には理解できる?
僕は受け入れるよ、そしてそれごと壊れるから

大切にされるのが怖い
いつか壊してしまいそうで
君のその優しさが怖い
少しでも触れれば甘えてしまいそうで
甘えたり頼ったりするのが怖い
君も僕も壊れるまで寄り添おうとするなら
僕はもう二度と優しさに触れないと決めた
大切な人には心を開かないようにと決めた
信頼より保ちたいバランスがある
優しい君が地獄を見なくて済みますように
どうせ一生消えることのない淋しさなら
死んでも抱えよう、もう後悔はしたくないから
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Merry me

テーマ:
少しずつ欠けていった心の破片が
きらきら輝いて
まるで星屑みたい
痛みを抱えて一人眠ろう、今夜

もう弱さを見せないように
全て甘さで隠していくことに決めたから
気持ちが通わなくてももう淋しくないよ
それよりも温もりを守ろうと決めたから

たゆまない時の流れに流されて
削ぎ落とされた、丸い優しい心に
閉じこもって想うんだ、あの人のこと
何も聞かないまま傍にいて
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仲良くしよう

テーマ:
淋しさに息が詰まる程の夜に
もう壊れなくなった、あたしの心は
もう全部壊れ尽くしたかな
そう、あらゆる部品も取れて

鳴らない、電話
温もりに頼ったところでどうにもならないこと
もういい加減に分かったからね
強くなったってわけじゃない

たわいない話をして一晩明かして
あなたがいなくなったら生きていけないって
思い込んでいただけ
あなたの言った通り、案外普通に生きていけるものさ

だからさようなら、と言うよりも
もう二度と口も利かないことにしたから
放っておいて
死ぬ程淋しくなっても結局死にはしない

だからさようなら、と言うよりも
あたしの知らないところで幸せになって

だから、さようなら
そして、さようなら

冷夏

テーマ:
いつも私を見守ってくれていた場所から
遠く離れた此処まで来た
一人でも強くいられるように
冷たい夏の真ん中で、自由になった気がしていた

触れた指の先が熱くても
私の頭の中は歌で満たされて
あなたに私の心は奪えない
ただこのまま何処までも二人で逃げちゃいたいよ

ねぇ忘れたの?私のこと
淋しさに溺れそうな今のこの気持ちを
見透かされないように強がって
笑って、余裕ぶって、キスをした

熱かった胸の中心も今は乾いてしまったから
もう一度濡らす為に、泣き言なんてもう零さないように
でも、ねぇ忘れたの?二人の気持ち
触れるか触れないかくらいの距離に
あなたはさっきまでいて、笑っていたはずなのに

からっぽになった、淋しいよ
残ったわずかな熱さえ
今は何事もなかったかのように
記憶をなくし、歌になる、歌になる、
過去になる

(愚痴)

テーマ:


憂鬱ってやつは一体どこからやってくるのか
それは自分の中にしかない、多分、いや確実に

「気のせい」って言葉があるけど
「気のせい」にもそれなりの理由がある
一日毎ちゃんとやってくる疎外感や孤独にだって
相応の理由があるんだ、そう自分の中に

些細な事にもいらついてしまう
疲れた顔をしてる、それは分かってるけど
どうにも今はごまかせそうになくて
誰とも喋りたくない、でも構ってほしい
無意識のうち使いこなしてしまう愛想笑い

誰も分かってくれないなんて、気持ちの悪い事思ってしまうんだ
分かってるのに、あたしは分かってる
今やろうとしてんのに

あたしだって嫌だった事も辛い事もいろいろ我慢してるのに
簡単に口にしてしまえば自分が嫌なやつになってしまう気がして
いい加減にそんな自分をもう辞めたくて
我慢してるのに、我慢してるのに

心を許せる人がいないんだ、気がつけば
「疲れた」って呟いてもいい場所がないんだ
あたしはあたしには無いものを持ってるようなみんなを尊敬してるし、好きだし
もし悪い部分があっても大概の事は広い心で許してあげたいと思ってる
でもその度に辛いのはなんでなんだ
その心であたしも許されたいのに

あたしの好きな人はあたしに無関心で
あたしの知らない世界に身軽そうに行ってしまう
一人にされたあたしは此処で疎まれてばっかりで
それでも逃げる事はしちゃいけなくて
向き合わなきゃいけない、冷たくて重たい現実に

何とかして今を耐え凌いでも
また休む間まなく次がやってくるから
乗り越えても乗り越えても終わりはなくて
そこに意味も意義もない
ただ気がつけば、明日もきっと愛想笑いをし続けてるんだろう

早く楽になりたいな
結果なんかもうどうでもいいから
あるのかどうかも分からないような
終わりを夢みて、憂鬱を一時でも忘れたい

輪郭

テーマ:
記憶の中に息づく、あなたの輪郭をなぞる、もう一度
それだけで少し幸せな気分になれる
触れられそうで触れられないくらいの愛しい距離感
わだかまりがさらに熱を持って切なくなる
触れられることのできる本当のあなたは
次第に遠くかすんで
何度でもなぞる、記憶の中の笑う輪郭が
淋しさを具象していく
あなたの温かさは私の知らない誰かの元に行く
これ以上にない飛び切りの笑顔は
私の上の空、かすめていく
鈍る輪郭が消える前に、まだあと足りない温度を
繋げられたら、次に会える時まで

バスルーム

テーマ:
愛しく綴るひとの名前が消え失せた
あなたが私を愛してくれないなら、と簡単な理由で
そうして一人で聞く、ラブバラードは
冷たく吹きつける冬の風のよう
怖いんだね、本当は
向けられた鋭い視線に思考回路は簡単に持っていかれちゃう
抱えた膝に一人分の生温さ
精一杯に抱き寄せて大事にする
ねぇ私に気付いて、小さく呟いた声は
漣を呼んだだけだった

ひとつ

テーマ:
休むのは疲れることだ
一人でいることも
誰かの傍にいることも
考えることも眠ることも

さようなら、さようなら
あなたはわたしに傷をひとつ、残して去った
後悔はしていないけれど
元気にしているのなら、その欠片さえもう見せないで

心と身体はひとつ
明日になれば、もう少し強くなりたい

悲しさを抱えて、今は眠れる